職場実習に同行する理由
茨城県水戸市にあります就労移行支援事業所ブルームです。
先日はモノタロウさんにお邪魔し、これからの実習についてのオリエンテーションに同席させていただきました。
そしていよいよ実習がスタートしました。
私たちはモノタロウさんが全国各地へ品物をお届けするための仕分け作業に入らさせていただきました。
詳細は会社様内部の情報になってしまうので詳しくは書きませんが、とてもやりやすい形だと感じました。
昨日も書きましたが、人間がしなければならない判断を可能な限り少なくすることでヒューマンエラーを環境が防止してくれる。そんなシステムになっています。
この就労支援という仕事をしていると「ミスが・・・」という相談をよく伺いますが、環境的に配慮がなされていればその心配も随分と少なくなるなと感じさせられます。
実習に入られた方も徐々に慣れて要領をつかみつつあり、この調子で行けば職場で戦力になる日もイメージできるなぁと感じてしまいました。
油断しないようにしっかりしないと。
私たちが実習に同行させていただく理由はいろいろありますが、主に以下のことを今は意識しています。
①対象者が安心することで自分が本来持っている力を出しやすくすること
②職場の方→対象者、あるいは対象者→職場の方 への通訳としての役割
③職場の方が安心できること
もちろんご本人様が持っている力を発揮するためにご本人様へ直接アプローチすることもあるのですが、環境(ご家族様、企業様、関係機関様など)が安心できることも重要です。
ご利用になっている方へ、定着支援について説明する時にウサインボルトさんの話をしたりします。
「皆さんは行ってみればウサイン・ボルトなんだと思います。彼はものすごい世界記録を出していますが、例えばぬかるんだトラックで世界記録を出せと言われても出せませんよね。自分の本来持っている力を出すにはただがむしゃらに自分さえがんばれば良いのではなく、環境を整えることも大事なんです。だから私たちが職場まで行って環境を整える手伝いをするんですよ」
障害をお持ちの方の就職を支えるグラウンド整備係。
私が目指す就労支援の姿です。
ではまた。