プログラム「SST」①
茨城県水戸市にあります就労移行支援事業所ブルームです。
金曜日はSST!
えすえすてぃ??
茨城なので茨城弁に寄せてみました(^^)
ちなみに私も茨城出身ですので悪しからず。
さて、SSTですけれども、正直英語で書かれるとよくわからないですね。
SST=Social(社会生活) Skills(技術・技能) Training(訓練)
社会生活技能訓練、という風に日本語では訳されています。
社会生活を「うまく」送るための「スキル」を身に着けるためのプログラムです。
これでも何のことだか。
私達人間は自分が心地よく生きていくためにいろいろな「ワザ(技)」を使っているのです。
例えば、
「苦手な人とはなるべく距離を離そう」とか、
「あの人はああいう人が好みだから、あの人の前ではこういう風に振舞おう」とか、
「やべー、今日はちょっと遅刻しそうだぞ。上司にはこういう風に早めに連絡を入れておこう」とか。
ちょっとした技を駆使して私達は上手に生きようとしています。
ところが、調子を崩したりして本来持っている力が発揮できなくなったり、自信がなくなって傷つきやすくなると今まで気にも留めなかったことも対処しなければならない事案になってきます。
「病気になる前はこれくらいなんでもなかったのに」「病気になる前はもっと上手にできたのに」
こういった感覚になるわけです。
でも、こういった感覚も改善していきます。
安心できる環境作り(人・物・場所など)や、皆さんがこの先就く職場に適応していく中で自信を回復していくことで本来の力が戻ってきます。
こういった回復を成功させるためにはいわゆるリハビリテーションが必要です。
精神科分野に作業療法士が配置されることもこのことが理由です。
もしかしたら、病気を体験したことでこれまで気が付かなった自分の力の活かし方がわかって病気以前よりももっと力をつけられるかもしれません。
少し長くなってきました。
SSTについてはまた次の機会にお伝えします。