【コラム】就労支援事業所には種類がある？移行支援・A型・B型の違いとは？
「就労支援を調べてみたら色々な種類のものが出てきた」
「移行？A型？？B型？？？」
就労支援事業所は国が定めた障害福祉サービスで、働くことをサポートする事業所です。
就労支援事業所は目的や状況によって3種類に分かれます。
①就労"移行"支援事業所
②就労"継続支援A型"事業所
③就労"継続支援B型"事業所
①就労"移行"支援
就労移行支援は一般企業への就職と定着を目標とする方向けの事業所です。
②、③の事業所とは違い、工賃は必ずしも発生しませんが、他2事業所よりも一般企業への就職率が大幅に高いことが特徴です。
就職活動のサポートの他、就職して長く安定して働くためのトレーニングができます。
②就労"継続支援A型"
A型事業所とB型事業所はそれぞれ「一般企業で働くことが困難」な方向けの事業所です。
A型事業所は事業所に"雇用"される形を取り、時給は最低賃金以上が保証されます。実際の仕事を通じて訓練ができるため、ある程度の収入を得ながら働く力を付けたい方向けになります。
③就労"継続支援B型"
B型事業所はA型事業所同様「一般企業で働くことが困難」な方向けの事業所ですが、A型事業所とは違い最低賃金以下の時給となるところがほとんどです。その代わり、ご自身の体調に合わせた働き方がしやすい傾向があり、よりゆっくりと自分のペースで作業を行いたい方向けの事業所になります。
それぞれ様々な就労支援事業所がありますので、目的に合わせて選択していきましょう。
就労移行支援事業所ブルーム水戸梅香 作業療法士／精神保健福祉士 大石
