利用者様の声 プログラムについて
こんにちは！ブルーム研究学園です。
当施設の利用者様の声をご紹介いたします。
研究学園で行われたプログラムに関して、自分の中で思うことがありましたので書き綴ってみたいと思います。
プログラムは各々の重視する価値観やライフスタイルから、自分の求める働き方を導き出すために列記されたキーワードや生活スタイル、仕事に求めるものを選んで理由とともに述べるという内容でした。
私は誰かの役に立ちたい、落ち着いた毎日が送りたい、成功体験を得たいという思いから「貢献」「平穏」「成功」の3つを選んだのですが、グループディスカッションにて他の方の意見を聞くと自分とは異なる意見が飛び出したためその価値観のギャップに驚きを覚えたのです。
ある人は毎日を健やかに生きるために「健康」を、ある人は生活基盤である「お金」を挙げられ、自分が失念していた考えを述べられた時になぜ自分は前述した3つのキーワードを選択したかを思い返しました。
これら３つは今までの人生で自分が失ってしまった経験のあるものだ、と気づいたのです。
他の人の役に立てず、生活の中で平穏を失い失敗体験ばかり積み重ねてしまったこと、そして今まで大病も経済的困窮は全く経験してこなかった自分の頭の中に「健康」も「お金」も浮かばなかったのは今までの自分の経験が「大切なもの」のイメージを形作っているのだということを思いました。
この意見をグループ内で述べた時には皆さんに首肯して頂きましたが、今思い返すと私たちが普段当たり前に存在してものを大切に思う瞬間というのはそれらを失った時だと思いました。
他の方が挙げた健康やお金はもちろんのこと、平和や権利、人権のような目には見えないもの、そして家族や友人など傍で支えてくれる人の大切さを存在している今だからこそもう一度考えてみようと思わされる、そんなプログラムでした。
以上プログラムに参加いただいた利用者様の貴重なご意見・ご感想でした。
担当 支援員 引地
