笑顔のちから 笑顔でコミュニケーション
就労を目指す利用者様の『表情』から、日々私たちはさまざまなことを汲み取ります。
「不安そうだな」
「無理して笑っているのかな」
「体調悪そうだな」
たいていの場合、利用者様にそんな表情になっている自覚はありません。
自分の顔は鏡でも見ない限り確認する機会がないため、あまり意識することがありません。
皆さんは笑っている人に対してどのような印象を受けますか？通常、私たちは笑顔を浮かべている人に対し好印象を受けます。無表情の人よりは笑顔の人の方が話しやすいでしょうし、会話も弾むでしょう。
私たちは他者とコミュニケーションをとるとき、話の内容だけでなく相手の表情や身振りなどの非言語行動からも判断をしています。むしろ内容よりも非言語行動からの方が影響は強いと言えるかもしれません。
また、笑顔と無表情を比べると、笑顔を表出した人物の方が誠実さや社会性、有能性など魅力に対する高評価につながると、ある研究結果で報告されています。
サービス業における就職面接場面では、笑顔表出が多い面接志望者は自信や説得力があると評価される、との研究結果もあります。
みなさんは、鏡を毎日見ていますか？ご自身がどんな表情で過ごしているか想像出来ていますか？
自分が思っている表情と、他者に映っている表情は、案外誤差が生じているかもしれません。そんな表情を作ってしまっている心の内面と向き合う自己理解から、私たちと一緒にブルームで始めてみませんか？
就労移行支援事業所ブルーム研究学園 支援員 山形
参考文献：遠藤 健治(2013)対人関係を通しての自己理解ワークブック
