相手に伝わる「報・連・相(ほうれんそう)」の具体的な方法とタイミング
こんにちは!
茨城県の水戸市とつくば市にある就労移行支援事業所ブルームのブログ担当です。
皆さまいかがお過ごしでしょうか。
さて、社会人にとって必須のスキルと言われる「報・連・相(ほうれんそう)」。
言葉は知っていても、実際の場面になると...
「どのタイミングで報告すればいいんだろう?」
「こんな細かいことまで連絡して、迷惑じゃないかな?」
「相談したいけど、上司が忙しそうで声をかけにくい...」
水戸市やつくば市周辺で、障害(精神・発達・知的障害など)の特性によりこうした職場でのコミュニケーションに不安を感じ、悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。
この記事ではそんなあなたの不安を解消し、明日からすぐに使える「報・連・相」の具体的な方法と押さえておきたいベストなタイミングを分かりやすく解説します!
なぜ「報・連・相」は大切なの?
「報・連・相」は、単なる業務連絡ではありません。
チームで仕事を進める上での「血流」のようなもので、これがスムーズに流れることでミスやトラブルを未然に防ぎ、チーム全体の生産性を高めることができます。
一つひとつの意味と役割を理解することから始めましょう。
① 報告(ホウコク):指示に対する経過や結果を伝えること
上司や先輩からの指示に対して、今どうなっているか、結果どうなったかを伝える責任です。
・何を?
・良い報告: 指示された業務の完了、目標の達成、うまくいった事例など。
・悪い報告: ミス、トラブル、スケジュールの遅れなど。悪い報告ほど、すぐに伝えることが重要です!
・どうやって?
☑ 結論から先に:「〇〇の件、完了しました」「〇〇の件で問題が発生しました」
と、まず結論を伝えます。理由はその後で簡潔に話しましょう。
☑ 事実と意見を分ける:「データ上は〇〇です(事実)。個人的には〇〇が原因だと考えます(意見)」のように、客観的な事実と自分の考えを分けて伝えます。
・いつ?
☑ 指示された仕事が終わった時
☑ 仕事のやり方や計画に変更があった時
☑ 長期的な仕事の場合は、中間地点で(「〇〇まで進みました」など)
☑ ミスやトラブルが起きたら、その瞬間に!
② 連絡(レンラク):事実や決定事項を関係者に知らせること
報告と違い、自分の意見や感情を含めず客観的な情報をシンプルに関係者へ共有する行為です。
・何を?
☑ 会議の日時変更、訪問先からの伝言、共有の資料など、自分だけが知っている情報を関係者へ伝えます。
・どうやって?
☑ 5W1Hを明確に: 「誰が・いつ・どこで・何を・なぜ・どうする」を意識すると、抜け漏れなく正確に伝わります。
☑ 関係者全員に: 「あの人には言ったけど、この人には言い忘れた」とならないよう、誰に伝えるべきかを最初に確認しましょう。
・いつ?
☑ 情報を受け取ったらできるだけ早く! 情報は鮮度が命です。
☑ 営業先の訪問前や会議の前など、関係者が知っておくべきタイミングで。
③ 相談(ソウダン):判断に迷う時や意見を聞きたい時にアドバイスを求めること
一人で抱え込まず、上司や先輩の知恵を借りることでより良い解決策を見つけたりミスを防いだりできます。
・何を?
☑ 仕事の進め方で迷った時、複数の選択肢で悩んでいる時、トラブルになりそうな予感がする時など。
・どうやって?
☑ 自分の考えを添える:「どうしたらいいですか?」と丸投げせず、「私は〇〇が良いと考えていますが、ご意見いただけますか?」と、まず自分の考えや仮説を伝えます。
☑ 事前に情報を整理する: 何に困っているのか、現状はどうなっているのかをメモなどにまとめてから話すとスムーズに伝わります。
☑ 相手の都合を確認する:「〇〇の件でご相談があるのですが、今5分ほどよろしいでしょうか?」と、必ず相手の状況を気遣う一言を添えましょう。
・いつ?
☑ 仕事を始める前や進め方に少しでも疑問を感じた時。
☑ 判断に迷ったらすぐに! 後回しにすると問題が大きくなってしまうことがあります。
ブルームで、安心できるコミュニケーションを学びませんか?
いかがでしたでしょうか。
「報・連・相」は、少しのコツとタイミングを意識するだけで驚くほどスムーズになります。そして、それが職場での信頼関係に繋がっていきます。
私たち就労移行支援事業所ブルームでは、こうしたビジネスコミュニケーションの基礎からご自身の特性に合わせた伝え方の工夫まで、ロールプレイングなどを通じて一人ひとりに合わせて丁寧にトレーニングを行っています。
・茨城県水戸市、つくば市、ひたちなか市周辺にお住まいの方
・精神障害、発達障害、知的障害などにより、働くことに困難を感じている方
・20代、30代、40代の方を中心に18歳から64歳までの幅広い年代の方が利用されています
障害者手帳をお持ちでない方もご利用いただけますので、まずはお気軽にご相談ください。
あなたからのご連絡を、スタッフ一同心よりお待ちしております。
作業療法士 大石







