【個別支援計画】目標は「達成」しなくてはならないもの？ブルームが「プロセス」を大切にする理由
こんにちは！
茨城県の水戸市とつくば市にある就労移行支援事業所ブルームのブログ担当です。
木枯らしが吹き、冬の訪れを感じる季節となりましたが、いかがお過ごでしょうか。
さて、就労移行支援事業所ブルームでは利用者さん一人ひとりと「個別支援計画」を作り「短期目標」を設定します。
例えば、「今月は、週4日の通所を安定しよう」「Excelの〇〇関数を覚えよう」といったものです。
でも、この「目標」という言葉を聞くと、
「目標は絶対に達成しなければならないものだ...」
「もし達成できなかったら支援員さんに怒られたり、がっかりされたりするかも...」
「そう考えると、プレッシャーで動けなくなってしまう...」
水戸市、つくば市、ひたちなか市周辺で、障害（精神・発達・知的障害など）によりこの「目標設定」そのものに強いプレッシャーや苦手意識を感じて悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。
この記事ではそんなあなたの不安を和らげるため、ブルームが考える「短期目標」の本当の大切な意味についてお話しします！
◆ ブルームは「結果（アウトプット）」よりも「過程（プロセス）」を大切にします
まず、私たち支援員が一番お伝えしたいこと。
それは、短期目標はあなたにプレッシャーをかけるために立てるものでは決してない、ということです。
【ポイント】大切なのは「目標を達成できたか」よりもその「プロセス（過程）」を振り返ること
もちろん、目標を立ててそれをクリアすることは素晴らしい「成功体験」になります。
しかし、私たちがそれ以上に大切にしているのは「うまくいかなかった時」の経験です。
・目標を立てて、取り組んでみた。
・でも、今週はなんだかうまくいかなかったな...
この時、私たちは「なぜ達成できなかったんですか？」と責めることは絶対にありません。 代わりに、あなたと「一緒に考える」ことを始めます。
・「うまくいっている部分は、どこだろう？」 （例：週4日は無理だったけど、週3日は安定して通えたな）
・「うまくいっていない部分は、どこだろう？」 （例：木曜日になると、決まって疲れが出て休んでしまうな）
・「その原因は、何かな？」 （例：水曜日にPC訓練を詰め込みすぎて、疲れが取れていないのかも？）
◆「振り返り」こそが未来のあなたを助ける「種」になる
この「一緒に考える」プロセスこそがブルームでの訓練の「核心」です。 なぜなら、
・「水曜にPCを頑張りすぎると、木曜に疲れが出る」
という「あなただけの傾向（パターン）」に気づくこと。 これこそが、
・「就職した後、水曜は仕事を詰めすぎず木曜に備えよう」
という、就職後にあなた自身を助けてくれる、具体的な「対処法（ライフハック）」の「種」になるからです。
もし、「週4日通所する」という目標を何の困難もなくあっさり達成してしまったら、この「自分だけの傾向」という大切な「種」に気づくチャンスを逃していたかもしれません。
◆ 目標は方位を示す「コンパス」。失敗を恐れずに一緒に航海しましょう
いかがでしたでしょうか。
ブルームが設定する短期目標はあなたを縛る「ノルマ」ではありません。
それは、「あなたに合った働き方」という宝島を見つけるために「こっちの方向に進んでみませんか？」と指し示す「羅針盤（コンパス）」のようなものです。
進んでみて、もし嵐（＝うまくいかないこと）が来たら一緒に「なぜだろう？」と考え、また少し羅針盤の向きを調整すれば良いのです。
目標設定は大切です。
でも、それ以上にブルームはその「プロセス（航海の道のり）」をあなたと一緒に悩み、考え、喜ぶことを何よりも大切にしています。
安心してあなたの「今」の気持ちを私たちに相談してくださいね。
・茨城県水戸市、つくば市、ひたちなか市周辺にお住まいの方
・精神障害、発達障害、知的障害などにより、働くことに困難を感じている方
・20代、30代、40代の方を中心に18歳から64歳までの幅広い年代の方が利用されています
障害者手帳をお持ちでない方もご利用いただけますので、まずはお気軽にご相談ください。
◎見学や個別相談は無料です。
あなたからのご連絡を、スタッフ一同心よりお待ちしております。
作業療法士 大石
