【卒業生の声】適応障害からの再就職。Fさんがブルームで見つけた「安心できる環境」とは
こんにちは!
茨城県の水戸市とつくば市にある就労移行支援事業所ブルームのブログ担当です。
日ごとに冬の気配が濃くなってまいりましたが、いかがお過ごでしょうか。
さて、こんな経験はありませんか?
「前の職場で適応障害と診断され、退職した」
「体調は回復してきたけど、また働くのが正直、怖い...」
「次の職場でもまた人間関係やプレッシャーで体調を崩したらどうしよう...」
水戸市、つくば市、ひたちなか市周辺で、こうした「再発への恐怖」から、復職・再就職への一歩を強くためらっている方も多いかもしれません。
今回は、まさに適応障害による離職を経験し「働くこと」そのものに大きな不安を抱えていたFさんがブルームで見つけた「安心できる環境」とは何か、そして再就職に至るまでの軌跡をご紹介します!
◆「もう、働けないかもしれない...」Fさんのスタート地点
Fさんは前職での過度なプレッシャーと人間関係のストレスから適応障害と診断され、休職の末に退職されました。ブルームにご相談に来られた当初は、
「働くことはもちろん、人と関わること自体が怖い」
「自分は、社会で働くのに向いていないのかもしれない」
と、自信を失い、表情も硬くなっていたのが印象的でした。
Fさんの「再就職」への道のりは、「スキルを学ぶ」こと以前に「安心できる場所」で「失われた自信」を取り戻すことから始まりました。
◆ Fさんがブルームで見つけた「3つの安心」
Fさんが「ここなら、もう一度頑張れるかもしれない」と感じてくださったのには、ブルームが大切にしている「3つの環境」がありました。
1. 安心①:「失敗」が許される場所(リハビリの場)
【Fさんの変化】「行かなきゃ」が「行ってみよう」に変わった
・Fさんが最も恐れていたのは、「また体調を崩して、期待を裏切ってしまうこと」でした。
・私たち支援員は、まず「ブルームは『リハビリ』の場所です。調子が悪ければ休んでもいいんですよ」と伝え続けました。
・最初の目標は「週5日通う」ことではなく、「まず、週2日、午前中だけでも来てみる」こと。
・「失敗しても責められない」「自分のペースでいいんだ」という安心感がFさんの「社会に出る」ことへの恐怖心を少しずつ和らげていきました。
2. 安心②:「弱さ」ではなく「対処法」として話せる場所(自己理解)
【Fさんの変化】「自分のせい」が「自分の特性」に変わった
・Fさんは「プレッシャーに弱い自分がダメだ」とご自身を責めていました。
・そこで、スタッフとの面談や「自己理解」のプログラムで「なぜ前職では辛かったのか」を一緒に客観的に振り返りました。
・(例):「曖昧な指示」と「マルチタスク(複数の仕事を同時に)」が重なるとパニックになりやすかった。
・これはFさんの「弱さ」ではなく「そういう特性」です。
・それが分かれば、「指示は一つずつ、メモでもらう」「タスクに優先順位をつける」といった「具体的な対処法」を練習できます。
・「自分のせい」ではなく「対処法で解決できる」と分かったことがFさんの大きな自信になりました。
3. 安心③:「専門家」が間に入ってくれる場所(就活サポート)
【Fさんの変化】「怖い」面接が「対話」の場に変わった
・再就職で一番の壁となる「面接」。
・ブルームでは、応募先企業にFさんの「強み」を推薦すると同時に、Fさんが不安に感じている「特性(前職で辛かったこと)」を支援員が専門家の視点から企業に説明し、必要な配慮(例:指示の出し方など)を事前に相談します。
・「自分一人で全部説明しなくていい」「専門家が間に入ってくれる」という安心感がFさんの面接への恐怖を軽くし、「自分の強み」と「できる対処法」を本番で落ち着いて伝える力になりました。
◆「働くのが怖い」その気持ち、まずは聞かせてください
いかがでしたでしょうか。
Fさんは、この「3つの安心」を土台に、ご自身の「誠実さ」や「丁寧なPC作業」という強みを活かせる事務職へと見事にご自身の足で再就職を果たされました。
適応障害からの再就職は一人で立ち向かうにはあまりにも不安が大きいものです。 「また失敗したらどうしよう...」
その恐怖を「ここなら大丈夫かも」という安心感に変える場所がブルームです。
まずはあなたの「怖かった経験」を私たちに聞かせてもらうことから始めてみませんか?
・茨城県水戸市、つくば市、ひたちなか市周辺にお住まいの方
・精神障害、発達障害、知的障害などにより、働くことに困難を感じている方
・20代、30代、40代の方を中心に18歳から64歳までの幅広い年代の方が利用されています
障害者手帳をお持ちでない方もご利用いただけますので、まずはお気軽にご相談ください。
◎見学や個別相談は無料です。
あなたからのご連絡を、スタッフ一同心よりお待ちしております。
作業療法士 大石







