【焦り】と【体調不良】の板挟み。経済的な不安、でも体も辛い...わたしは何から考えるべき？
こんにちは！
茨城県の水戸市とつくば市にある就労移行支援事業所ブルームのブログ担当です。
冬の足音が聞こえてくる季節となりましたが、いかがお過ごでしょうか。
さて、ブルームにご相談に来られる方の中で非常に多く、そして切実な悩みがこれです。
「経済的に苦しいから早く仕事に就かないといけない」
「でも、肝心の体調が不安定ですぐに働ける自信がない...」
「働かなきゃ」という焦りがかえって体調を悪化させてしまう。
でも、休んでいる間にもお金の不安は大きくなっていく...。
水戸市、つくば市、ひたちなか市周辺でこの「焦り」と「体調」の板挟みになり、どうすれば良いか分からず一人で追い詰められている方もいらっしゃるかもしれません。
この記事では、そんな八方ふさがりのように感じる状況の時に「何から」考え、行動すべきか、その「優先順位」について整理します。
◆ まず、あなたが陥ってはいけない「悪循環」とは
私たちが支援者としてまずお伝えしたいこと。
それは、「焦って就職した結果、体調を崩して、すぐに辞めてしまう」という悪循環だけは絶対に避けなければならない、ということです。
・焦って就職する（無理をする）
・体調が不安定になり再発・悪化する
・結果、出勤できなくなり短期間で辞めてしまう
・「またダメだった...」という自信の喪失とさらに深刻な経済的困窮に陥る
このサイクルはご本人のキャリアにとっても心身の健康にとっても、非常に大きなダメージとなります。
今あなたが考えるべき最優先事項は、「今すぐ仕事（収入）を得ること」ではなく、「二度とこのサイクルに陥らないための、安定した土台を作ること」なのです。
◆「土台」を作るために、今すぐ考えるべき「2つのステップ」
「土台作りが大切なのは分かる。でも、その間のお金はどうするの？」
当然、そう思われるはずです。
答えは、「① お金の専門家」と「② 働く（体調）の専門家」に同時に相談し、連携させることです。
1. ステップ1：『生活』を守る（お金の専門家に相談する）
【ポイント】「働く」プレッシャーから一時的に離れるため、「公的な支援」という選択肢を知る
あなたの焦りの最大の原因である「お金の不安」をまずは公的な制度を使って和らげることができないか、すぐに相談してください。
〇相談先は？：
・お住まいの市区町村の「福祉担当窓口」
・地域の「社会福祉協議会」
〇どんな制度が？：
・状況に応じて、「生活困窮者自立支援制度」（家賃相当額の給付や、一時的な生活支援金など）
・あるいは「生活保護」の申請
・「障害年金」の手続き（まだの場合）
〇なぜ？：
・これらの制度の目的はあなたが「経済的な不安」から解放され、安心して「治療」や「訓練」に専念するための時間を確保することです。
・「早く働かなきゃ！」というプレッシャーが和らぐだけであなたの体調は驚くほど回復に向かうケースがあります。
2. ステップ2：『働く土台』を守る（働く専門家に相談する）
【ポイント】「就職」ではなく、まずは「職業リハビリ」から始める
ステップ1と同時並行で、私たちのような「働く（体調）の専門家」にもご相談ください。
体調が不安定な今、あなたに必要なのは「就職活動」ではなく、安全な場所での「職業リハビリ」です。
〇相談先は？：
・ブルームのような「就労移行支援事業所」
・主治医、専門のカウンセラー
〇何をする？：
・まずは「週3日の午前中から」ブルームに通ってみる。
・自分の「気分の波」のパターン（セルフモニタリング）を知る。
・ストレス対処法（コーピング）を学ぶ。
〇なぜ？：
・「いきなり週5日、8時間」の仕事に戻るのではなく、ブルームという「失敗しても大丈夫な環境」で徐々に体力と自信を取り戻す。
・この「助走期間」こそがあの悪循環を防ぐ唯一の方法です。
◆「お金」と「体調」の相談は私たちが「繋ぎます」
いかがでしたでしょうか。
この2つのステップはどちらか一つだけではうまくいきません。
「公的な支援でお金（時間）を確保し、その間にブルームで体調（働く土台）を万全にする」
この2つを同時に進めることが、あなたがこの板挟みから抜け出すための最も堅実で確実な道筋です。
「役所の手続きなんて、一人でできる自信がない...」
「まず何をどこに相談すればいいか、整理してほしい」
そんな時こそ、私たちブルームを頼ってください。
ブルームの支援員はこうした「公的な支援」に関する知識も持っています。
あなたの状況をお伺いした上で、「まずはお金の相談を、市役所の〇〇課にしに行きましょう」と、その相談に私たちが同行支援（一緒についていくサポート）をすることも可能です。
あなたは一人で両方の問題を抱える必要はありません。
まずはその「焦り」と「不安」をそのまま私たちに話しに来ませんか？
・茨城県水戸市、つくば市、ひたちなか市周辺にお住まいの方
・精神障害、発達障害、知的障害などにより、働くことに困難を感じている方
・20代、30代、40代の方を中心に18歳から64歳までの幅広い年代の方が利用されています
障害者手帳をお持ちでない方もご利用いただけますので、まずはお気軽にご相談ください。
◎見学や個別相談は無料です。
あなたからのご連絡を、スタッフ一同心よりお待ちしております。
作業療法士 大石
