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【お悩み相談】「でも...」が口癖?アドバイスを受けても不安が消えないあなたへ

こんにちは!
茨城県の水戸市とつくば市にある就労移行支援事業所ブルームのブログ担当です。
本格的な冬の足音が聞こえてくる季節となりましたが、いかがお過ごでしょうか。

さて、体調や就職活動のことで悩んでいる時、支援員やご家族、友人から 「こうしてみたら?」とアドバイスをもらうことがありますよね。

その時、頭では「ありがたいな」と思いつつも、
「でも、私の場合、それがうまくいかないかもしれない...」
「でも、もし失敗したら、もっと落ち込んでしまいそう...」
と、不安が先立って素直に「はい」と言えなかった経験はありませんか?

水戸市、つくば市、ひたちなか市周辺で、障害(精神・発達・知的障害など)により、この「でも...」という"口ぐせ"に悩み、アドバイスを「攻撃」のように感じて疲れてしまったり、行動に移せない自分を責めてしまったりしている方もいらっしゃるかもしれません。

この記事では、そんなあなたの「不安」に寄り添い、なぜ「でも」と思ってしまうのか、そしてその不安と上手に付き合い楽になるための3つのコツをご紹介します!

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◆ なぜ、「でも...」と思ってしまうのか?
まず一番にお伝えしたいのは、「でも」と思ってしまうのは、あなたの性格が「頑固」だからでも「ひねくれている」からでも決してないということです。

【ポイント】その「でも...」は、あなたの「誠実さ」と「不安」から来る心の"盾(たて)"です

1. 失敗したくない「誠実さ」の表れ
あなたはアドバイスを「中途半端にやって失敗したくない」と考える、とても誠実で真面目な方なのでしょう。
だからこそ、うまくいかない「例外」や「リスク」(=前の記事で書いた「うまくいかないパターン」)が人一倍よく見えてしまうのです。

2. あなたの「不安」が、理解されていないと感じるから
アドバイスをくれる人は、あなたの「問題(悩み)」を解決しようとしてくれています。
しかし、あなたは「問題」の前にまず「こんなに不安だ」という今の"感情"を分かってほしい、と感じているのかもしれません。
その「不安」が置き去りにされたまま「正しいやり方」だけを提示されると、「でも、怖いのはそこじゃないんだ...」と心が抵抗してしまうのです。


◆「でも...」という"盾"を持ったまま、楽になる3つのコツ
その「でも...」という心の"盾"を、無理やり手放す必要はありません。
盾を持ったままで少しだけ楽になる「考え方」のコツです。

1. コツ1:「アドバイス(事実)」と「あなたの不安(感情)」を頭の中で仕分ける
【ポイント】「やる・やらない」の前に、まず「情報」と「感情」を分ける

・誰かから「Aを試してみたら?(アドバイス)」と言われた時。
・それは、「Aという方法があるらしい」という単なる「情報(事実)」です。
・それに対して、あなたが「でも、失敗したらどうしよう」と感じたのは、あなたの大切な「感情(不安)」です。
・この2つをごちゃ混ぜにせず、「なるほど、Aという情報をもらったな。そして私は今、それをやるのが不安なんだな」と、頭の中で"仕分け"してみましょう。
・これだけで、「アドバイス=やらなきゃいけないプレッシャー」から解放されます。


2. コツ2:「100%」ではなく「1%」だけ試してみる
【ポイント】アドバイスを「実行」するのではなく「お試し」する

・「でも...」と感じる時、私たちはアドバイスを「100%完璧に実行して100%成功させなきゃ」とハードルを上げすぎています。
・ハードルが高いから怖くて動けないのです。

(例)アドバイス:「毎日30分散歩するといいよ」

・あなたの「でも...」: 「でも、雨の日は?」「でも、疲れてる時は?」
・「1%」のお試し: 「今日はベランダに出て、30秒だけ深呼吸してみよう」

失敗してもいいのです。「100%やらなきゃ」というプレッシャーを「ほんの少しだけ、つま先だけ触れてみる」に切り替えるだけで、あなたの「でも」は不安のブレーキから慎重なアクセルに変わります。


3. コツ3:「ありがとうございます。一度、考えてみます」とだけ受け取る
【ポイント】アドバイスは「命令」ではない。採用するかは「あなた」が決めていい

・アドバイスをもらった時、あなたは「すぐに『はい、やります』と答えなきゃ」と、思い詰めていませんか?
・アドバイスはあくまで「相手からの提案(プレゼント)」です。それを受け取るか、どう使うかは100%あなたに決める権利があります。
・だから、その場で「やる・やらない」を答えなくていいのです。

「ありがとうございます。良いヒントをもらったので、自分に合う形でできるか一度考えてみますね」

・こうして結論を「保留」すること。それだけで相手の善意も受け取りつつ、あなたの「不安」も大切にすることができます。


◆ その「でも...」の裏にある「不安」、ブルームで話しませんか?
いかがでしたでしょうか。
あなたの「でも...」は決して悪いクセではありません。
あなたがそれだけ「誠実」に物事を考え、「不安」という感情を大切にしている証拠です。

私たち就労移行支援事業所ブルームは、 「アドバイスをする(Teach)」ことよりも、 あなたが「でも...」と感じているその"盾"の裏側にある「不安」や「恐れ」を、まず一緒に「傾聴する(Listen)」ことを何よりも大切にしています。

「こんなこと言ったら、『でも』って否定したと思われるかな...」

そんな不安もここでは一切必要ありません。 あなたの「でも...」を、そのまま聞かせてくれる場所がブルームです。

・茨城県水戸市、つくば市、ひたちなか市周辺にお住まいの方
・精神障害、発達障害、知的障害などにより、働くことに困難を感じている方
・20代、30代、40代の方を中心に18歳から64歳までの幅広い年代の方が利用されています

障害者手帳をお持ちでない方もご利用いただけますので、まずはお気軽にご相談ください。

◎見学や個別相談は無料です。
あなたからのご連絡を、スタッフ一同心よりお待ちしております。

作業療法士 大石

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