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【お悩み相談】「就職できそうな気もする。でも、不安...」その"揺れる気持ち"の整理術

こんにちは!
茨城県の水戸市とつくば市にある就労移行支援事業所ブルームのブログ担当です。
本格的な冬の寒さを感じる季節となりましたが、いかがお過ごでしょうか。

さて、ブルームで訓練を重ね、体力やスキルが身についてくると、こんな「揺れる気持ち」を抱える方がいらっしゃいます。

「体調も安定してきたし、PCスキルも身についた。そろそろ就職できそうな気もする」
「でも、いざ『働く』ことを考えると、やっぱり不安だ...」
「『できる』という自信と、『またダメだったらどうしよう』という不安が行ったり来たりする...」

水戸市、つくば市、ひたちなか市周辺で、障害(精神・発達・知的障害など)により、この「自信」と「不安」の板挟みになり、今が本当に「就職活動を始めるべきタイミング」なのか、ご自身で判断できずに悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。

この記事では、そんな「一歩手前」のあなたが、その大切な「揺れる気持ち」をどう考え、どう整理すればよいか、そのヒントをご紹介します!

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◆ その「不安」、決して"悪いもの"ではありません
まず、あなたに一番にお伝えしたいこと。それは、「就職できそう」と感じられるようになったことはあなたの努力の素晴らしい「成果」だということです。
そして、同時に「不安だ」と感じることも、「次こそは失敗したくない」と真剣に考えている証拠であり、ごく自然でとても大切な感情だということです。

【ポイント】その「不安」はあなたの"ブレーキ"。「なぜ不安なのか?」を「見える化」するチャンスです

・「就職できそう(自信)」 = あなたの「アクセル」
・「でも、不安(不安)」 = あなたの「ブレーキ」

一番やってはいけないのは、この「ブレーキ(不安)」を無視して「自信(アクセル)」だけを踏み込んでしまうことです。
「なんとかなるさ!」と勢いで就職した結果、不安だった部分が現実になり、「ほら、やっぱりダメだった...」と「不安」が「現実」になってしまう(=自己成就予言)のが再発の最も多いパターンです。

「不安」は、消すものではありません。
「なぜ、自分はブレーキを踏んでいるんだろう?」 その「不安の"正体"」を具体的に知ることが、あなたの就職活動を成功に導く最後の「自己理解(トリセツ作り)」なのです。


◆「自信」と「不安」を整理する、3つのステップ
では、どうすれば「不安の正体」を見える化できるのでしょうか。
ブルームでは、支援員がこの「整理」を1対1でじっくりお手伝いします。

1. ステップ1:「自信(できそうなこと)」を、全部書き出す
まず、あなたの「アクセル」が何かを、具体的にしましょう。

(例):
・「ブルームに、週5日・9時~15時で、休まず通所できるようになった」
・「ExcelでSUM関数やグラフが作れるようになった」
・「スタッフになら報・連・相ができるようになった」
・これが、あなたの「就職できる"根拠"」です。


2. ステップ2:「不安(できなさそうなこと)」を「具体的」に書き出す
次に、あなたの「ブレーキ」の正体です。
「不安だ」という曖昧な感情を「具体的な懸念」に分解します。

✕ 悪い例(曖昧): 「とにかく不安」「人間関係が怖い」
〇 良い例(具体的):
・「職場(本番)の『電話応対』が、練習通りにできるか不安」
・「『曖昧な指示』をされた時、パニックにならないか不安」
・「朝の『満員電車』に毎日耐えられるか不安」
・「体調が『落ち込んだ時のサイン』に自分で気づけるか不安」


3.ステップ3:「不安(懸念)」の、一つひとつに「対策」を立てる
これが一番大切です。
ステップ2で書き出した「具体的な懸念」一つひとつに、「もし、そうなったら、どうするか?」という「対策(お守り)」を今から決めておくのです。

(不安): 「電話応対が怖い」
→ (対策): 「ブルームで電話応対のロールプレイングを自信がつくまで徹底的に練習する」「応募する時、『電話応対が少ない(あるいは、最初は取次ぎだけの)職場』を希望条件にする」

(不安): 「満員電車が怖い」
→ (対策): 「『時差出勤(フレックス)』が使える会社を最優先で探す」

(不安): 「不調のサインに気づけるか不安」
→ (対策): 「『就労定着支援』を必ず利用し、週1回はブルームのスタッフにLINEや電話で体調を報告する(=客観的な目を持ってもらう)」

◆「不安」に「対策」が立てられた時、それがあなたの「GOサイン」です
いかがでしたでしょうか。
「就職できそう」という自信と、「不安」がある。
それは、あなたが「就職準備の、最終段階」にいる、という素晴らしいサインです。

「不安がゼロになった時」がGOサインではありません。
「あなたの不安の"正体"が分かり、その一つひとつに『具体的な対策』が立てられた時」 それこそがあなたが本当に「安定して働き続けられる」準備が整ったという、本物の「GOサイン」なのです。

「自分の『不安』が何なのか、自分でも整理できない...」
「『対策』と言われても、一人では思いつかない」

その「不安」を「具体的な対策」に変える「自己理解(トリセツ作り)」は、一人ではとても難しい作業です。 私たちブルームの支援員は、その「整理」と「対策作り」の専門家(パートナー)です。

あなたの「アクセル」と「ブレーキ」を私たちと一緒に「見える化」してみませんか?

・茨城県水戸市、つくば市、ひたちなか市周辺にお住まいの方
・精神障害、発達障害、知的障害などにより、働くことに困難を感じている方
・20代、30代、40代の方を中心に18歳から64歳までの幅広い年代の方が利用されています

障害者手帳をお持ちでない方もご利用いただけますので、まずはお気軽にご相談ください。

◎見学や個別相談は無料です。
あなたからのご連絡を、スタッフ一同心よりお待ちしております。

作業療法士 大石

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