【ジェネレーションギャップ】「もう年だから...」は強みになる。年上の私が職場で信頼されるコツ
こんにちは!
茨城県の水戸市とつくば市にある就労移行支援事業所ブルームのブログ担当です。
セーターが恋しい季節となりましたが、いかがお過ごでしょうか。
さて、これから就職や復職を目指そうとされる時、特に40代、50代以上の方からこんな不安の声を伺うことがあります。
「職場の同僚や上司が、みんな自分より年下だったらどうしよう...」
「若い人たちの『常識』や『話題』が分からず、浮いてしまいそうで怖い」
「『考え方が古い』『頑固だ』と思われて煙たがられないだろうか...」
水戸市、つくば市、ひたちなか市周辺で、障害(精神・発達・知的障害など)への不安に加え、この「ジェネレーションギャップ(世代間の溝)」に強い不安を感じ、就職活動に踏み出せずにいる方もいらっしゃるかもしれません。
この記事では、そんなあなたの不安を和らげ、あなたの「年齢」や「経験」を職場での「最大の強み」に変えるための、3つの大切な考え方をご紹介します!
◆ 大前提:「仲良く」なる必要はなく、「信頼される」ことがゴール
まず、あなたに一番にお伝えしたいこと。
それは、あなたが無理をして若い世代の「流行」や「話し方」に合わせる必要はまったくないということです。
【ポイント】相手はあなたに「若さ」を求めていません。「安心感」を求めています
・職場は「友達」を作りにいく場所ではなく、「仕事」をしにいく場所です。
・実は、年下の同僚や上司も「年上のあなたにどう接すれば失礼がないだろうか」と、同じように不安を感じているケースがほとんどです。
・そんな時、あなたが無理に若者言葉を使ったり、流行の話題を追いかけたりするとかえってお互いがギクシャクしてしまいます。
・企業や同僚が、年上のあなたに本当に求めているのは、「親しみやすさ」よりも「さすが年の功、仕事が丁寧で安心できる」 「困ったときに落ち着いて話を聞いてくれそう」 といった、人生経験に裏打ちされた「信頼感」と「安定感」なのです。
◆ あなたの「経験」を「信頼」に変える、3つのコツ
あなたの「年齢」はそれ自体が「経験」という素晴らしい財産です。
その財産を「煙たがられる」のではなく「頼りにされる」に変える小さなコツをご紹介します。
1. コツ1:「若さ」ではなく「丁寧さ」で勝負する
【ポイント】正しい敬語や丁寧な言葉遣いが、相手の「安心」を生む
・年下の相手(たとえ上司であっても)に対して、変にへりくだったり逆に馴れ馴れしくしたりする必要はありません。
・あなたの強みである、丁寧な「言葉遣い(敬語)」を堂々と使いましょう。
・それが、お互いにとって「礼儀」という心地よい距離感を生み出し、「この人は社会人としてとてもしっかりした人だ」という「信頼」に繋がります。
2. コツ2:「教える(Teach)」のではなく、「伝える(Tell)」
【ポイント】「私の若い頃は...」は一番のNGワード
・あなたの経験は素晴らしいものですが、それを「昔はこうだった」「あなたのやり方は間違っている」と一方的に「指導(Teach)」してしまうと、相手は「昔話(説教)が始まった」と心を閉ざしてしまいます。
・相手のやり方をまず尊重し受け止めた上で(傾聴)、あなたの経験は「あくまで一つの情報(Tell)」として伝えてみましょう。
・(例):「そのやり方、面白いね。もしよかったら、私の経験上ではこういうパターンもあったよ」
・このように「提案」の形で伝えるだけで相手は「貴重なアドバイスをもらえた」と、あなたの経験に感謝するようになります。
3. コツ3:相手の「価値観(当たり前)」をまず聞いてみる
【ポイント】あなたの「常識」と相手の「常識」は違って当然
・「普通はこうするべきだ」というあなたの「常識」が通じずイライラしてしまう場面もあるかもしれません。
・そんな時は、頭ごなしに否定せず、「なぜ、そう考えたの?」「どういう背景があるの?」と、相手の「価値観(当たり前)」をまず「質問」して聞いてみましょう。
・知らない世界(例:新しいツールの使い方、新しい考え方)を相手から「教えてもらう」という姿勢を見せることで、相手は「自分を尊重してくれた」と感じ、あなたに心を開いてくれます。
◆ ブルームであなたの「経験」という強みを再発見しませんか?
いかがでしたでしょうか。
ジェネレーションギャップは恐れるものではありません。
それは「違い」があるというだけで、あなたの「経験」や「丁寧さ」は若い世代にはない、かけがえのない「強み」なのです。
「分かっていても年下の上司にどう接すればいいか練習したい」
「自分の『経験』がどんな『強み』になるのか、客観的に知りたい」
ブルームには、20代から60代まで、様々な世代の方が通所されています。
こうした「多様な価値観の中で、どうコミュニケーションを取るか」を、SST(ソーシャルスキルトレーニング)やグループワークを通じて、安全に練習することができます。
・茨城県水戸市、つくば市、ひたちなか市周辺にお住まいの方
・精神障害、発達障害、知的障害などにより、働くことに困難を感じている方
・20代、30代、40代の方を中心に18歳から64歳までの幅広い年代の方が利用されています
障害者手帳をお持ちでない方もご利用いただけますので、まずはお気軽にご相談ください。
◎見学や個別相談は無料です。
あなたからのご連絡を、スタッフ一同心よりお待ちしております。
作業療法士 大石







