【自己分析】発達障害の特性「こだわり」を「専門性」としてアピールする方法
こんにちは!
茨城県の水戸市とつくば市にある就労移行支援事業所ブルームのブログ担当です。
日ごとに寒さが増してまいりましたが、いかがお過ごでしょうか。
さて、ご自身の特性と向き合う中で、こんな風に悩んでいませんか?
「一度気になると細部まで徹底的にやらないと気が済まない」
「周りから『こだわりが強すぎる』『融通が利かない』と言われてしまった...」
「自分の『好き』や『ルール』に没頭してしまうのは短所なんだろうか...」
水戸市、つくば市、ひたちなか市周辺で、障害(特に発達障害・ASDなど)の特性であるこの「強いこだわり」を、就職活動でどう扱えばいいか悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。
この記事では、その「こだわり」を"短所"として隠すのではなく、仕事で圧倒的な「強み」=「専門性」としてアピールするための自己分析の方法をご紹介します!
◆「こだわり」は仕事における「最強の武器」になる
まず、私たちが一番お伝えしたいこと。それは、あなたの「こだわり」は、見方を変えれば仕事において非常に価値のある「才能」だということです。
【ポイント】「こだわり」は「高い集中力」と「正確性」の裏返しです
あなたの「こだわり」は、
・一つのことに驚異的な「集中力」を発揮できる
・ルールや手順を、誰よりも「正確に」守ろうとする誠実さがある
自分が納得するまで、物事を「徹底的に」突き詰められる(探究心) という、素晴らしい特性の表れであることが多いのです。
こうした特性は「誰でもいいや」という仕事ではなく、「あなたがいい」と言われるようなデータ分析、品質管理(デバッグ)、プログラミング、経理、専門的な作業などにおいて、まさに「専門性」として求められる「強み」となります。
「こだわり」を「専門性」に変える、3つの自己分析ステップ
では、その「こだわり」を面接などで「頑固さ」ではなく「専門性」としてアピールするにはどうすれば良いのでしょうか。
ブルームではこの3ステップの自己分析を大切にしています。
1. ステップ1:あなたの「こだわり」が"どこ"に向かうのかを知る
【ポイント】「何」に没頭している時、あなたは時間を忘れますか?
まず、あなたの「こだわり」がどんな対象に向かうのかを「棚卸し」してみましょう。
(例)「数字の並びや、データの法則性を見つけるのが好き」
→ 適職のヒント: 経理、データ分析、在庫管理
(例)「PCの操作や、マニュアルの間違いを見つけるのが得意」
→ 適職のヒント: デバッグ、校正・校閲、品質管理
(例)「特定の手順で、黙々とモノを分類したり、整理したりするのが苦にならない」
→ 適職のヒント: ピッキング作業、ファイリング、図書館業務
このように、あなたの「こだわりの方向性」がそのまま「適職のヒント」になります。
2. ステップ2:その「こだわり」が生んだ「実績(事実)」を付け加える
【ポイント】「こだわりが強いです」だけでは「頑固な人」と誤解されてしまう
面接で「こだわりが強いです」とだけ伝えると、企業は「融通が利かないのでは?」と不安になってしまいます。
必ずその特性が「ポジティブな結果(実績)」に繋がった「事実(エピソード)」をセットで伝えましょう。
✕ 悪い例: 「私はこだわりが強いです」
〇 良い例: 「私は物事の正確性にこだわる傾向があります(特性)。ブルームのPC訓練では模擬データ入力で『ミス率0%』を3ヶ月間継続しました(実績)」
〇 良い例: 「私は一度決めたルールを徹底的に守ることにこだわっています(特性)。前職では誰よりもマニュアルを読み込み、手順を厳守していました(実績)」
3. ステップ3:「弱み」ではなく「対処法」として配慮を伝える
【ポイント】「融通が利かない」という企業の不安を先回りして解消する
「こだわる」あまり優先順位の変更が苦手だったり、他の人のやり方が気になったりすることもあるかもしれません。
その「短所」をそのまま伝えるのではなく、その「対処法(セルフマネジメント)」をセットで伝えることで、企業は「この人なら自分で工夫しながら働けるな」と安心します。
(例): 「集中しすぎると周りが見えなくなる傾向があるため(特性)、タイマーを使って1時間に1回は必ず進捗を報告・確認するよう意識しています(対処法)」
(例): 「指示が曖昧だと混乱するため(特性)、作業の目的や優先順位を最初に確認させていただくようお願いしています(求める配慮)」
◆ ブルームで、あなたの「こだわり」という才能を一緒に「強み」に変えませんか?
いかがでしたでしょうか。
「こだわりが強い」ことはあなたの短所ではありません。
それは、あなたにしかできない仕事を見つけるための最も大切な「ヒント」です。
「自分の『こだわり』が、どんな仕事に繋がるか分からない...」
「どうやって面接で『実績』や『対処法』として伝えたらいいか、一人では整理できない」
そんな時は、ぜひ私たちにご相談ください。
ブルームの「自己理解」プログラムであなたの「才能」を自信を持って「アピールできる強み」に変えるお手伝いをします。
・茨城県水戸市、つくば市、ひたちなか市周辺にお住まいの方
・精神障害、発達障害、知的障害などにより働くことに困難を感じている方
・20代、30代、40代の方を中心に18歳から64歳までの幅広い年代の方が利用されています
障害者手帳をお持ちでない方もご利用いただけますので、まずはお気軽にご相談ください。
◎見学や個別相談は無料です。
あなたからのご連絡を、スタッフ一同心よりお待ちしております。
作業療法士 大石







