【チームを良くする】批判にならずに意見が言える！「提案型」コミュニケーションの技術

こんにちは！
茨城県の水戸市とつくば市にある就労移行支援事業所ブルームのブログ担当です。
木枯らしが吹き、本格的な冬の足音が聞こえてくる季節となりましたが、いかがお過ごでしょうか。

さて、職場のチームで仕事をしていると、
「こっちのやり方の方が、効率がいいのにな...」
「あのルール、少し守りにくいから変えた方がいい気がする」
といった、「改善点」に気づくことはありませんか？

でも、それを口に出そうとすると、
「文句を言っていると思われないかな？」
「『じゃあ、お前がやれ』と言われたらどうしよう...」
と不安になり、結局飲み込んでしまう...

水戸市、つくば市、ひたちなか市周辺で、障害（精神・発達・知的障害など）により、こうした「意見の伝え方」に悩み、モヤモヤを抱えたまま働いている方もいらっしゃるかもしれません。

この記事では、あなたの「気づき」を「文句（批判）」ではなく、チームを助ける「提案（プレゼント）」に変えるためのコミュニケーション技術をご紹介します！

◆「批判」と「提案」の違いは、たった一つ
まず、なぜ意見を言うのが怖いのでしょうか。
それは「批判（文句）」だと受け取られるのが怖いからですよね。
実は、「批判」と「提案」の違いはとてもシンプルです。

〇批判（文句）：「現状のダメな点」だけを指摘すること。
（例）「このマニュアル、分かりにくいです」

・提案：「現状のダメな点」＋「こうすれば良くなるという『代案』」をセットにすること。
（例）「このマニュアル、少し文字が多いので箇条書きにしてみるのはどうでしょうか？」

【ポイント】「代案（どうすればいいか）」があるだけで、あなたの言葉は「チームへの貢献」に変わります

明日から使える！「提案型」に変える3つのフレーズ
あなたの意見を、柔らかく、かつ建設的に伝えるための「魔法のフレーズ（型）」を3つご紹介します。

1. 「相談なのですが...」から始める
【ポイント】「決定事項」ではなく「相談」として持ちかける

いきなり「変えてください！」と言うと、相手も身構えてしまいます。

「〇〇の件で少しご相談があるのですが...」と切り出し、「こうしてみるのはどう思いますか？」と相手に意見を求める形にしましょう。

これなら、もし断られても「相談の結果、今回は見送り」となるだけで、あなたが傷つく必要はありません。

2. 「現状（肯定）」＋「課題」＋「提案」のサンドイッチ
【ポイント】今のやり方を否定せず、さらに良くするための提案にする

今のやり方を決めた人への配慮も大切です。

・（肯定）：「今のやり方は丁寧でとても良いと思います」
・（課題）：「ただ、少し時間がかかってしまうことがあるようです」
・（提案）：「ですので、この部分だけチェックリスト化するともっとスムーズになると思うのですが、いかがでしょうか？」

3. 「私（I）」を主語にする（Iメッセージ）
【ポイント】「あなたがダメ」ではなく「私が困っている・こうしたい」と伝える

・✕ NG（You）：「（あなたの）指示が分かりにくいので直してください」
・〇 OK（I）：「私（I）がミスなく作業を進めたいので、指示をメモで頂けると助かるのですが、可能でしょうか？」

主語を「私」にするだけで相手を責めるニュアンスが消え、「前向きな要望」として伝わります。

◆ ブルームで「伝える練習」をしてみませんか？
いかがでしたでしょうか。
あなたが気づいた「改善点」は、チームを良くするための大切な「種」です。
それを「提案」という形で植えることができれば、きっと職場はもっと働きやすくなるはずです。

「頭では分かっても、実際に言うのは勇気がいる...」
「自分の言い方がきつくないか、チェックしてほしい」

私たち就労移行支援事業所ブルームでは、「SST（ソーシャルスキルトレーニング）」や「グループワーク」を通じてこうした「提案の伝え方」をスタッフと一緒にロールプレイングで練習することができます。

あなたの「気づき」を、チームの「力」に変える練習を私たちと一緒に始めてみませんか？

・茨城県水戸市、つくば市、ひたちなか市周辺にお住まいの方
・精神障害、発達障害、知的障害などにより、働くことに困難を感じている方
・20代、30代、40代の方を中心に18歳から64歳までの幅広い年代の方が利用されています

障害者手帳をお持ちでない方もご利用いただけますので、まずはお気軽にご相談ください。

◎見学や個別相談は無料です。
あなたからのご連絡を、スタッフ一同心よりお待ちしております。

作業療法士　大石