最新情報

【お悩み相談】職場やチームで「価値観が合わない!」と感じた時、どうすれば楽になる?

こんにちは!
茨城県の水戸市とつくば市にある就労移行支援事業所ブルームのブログ担当です。
コートが手放せない季節となりましたが、いかがお過ごでしょうか。

さて、お仕事やチームでの活動をしていると、どうしても避けられないのが「他者との価値観の違い」です。

「仕事の進め方(スピード重視か、丁寧さ重視か)があの人とは根本的に合わない」
「自分にとっては『常識』なことが相手には全く通じない」
「『正しい』ことを言っているはずなのに理解されずイライラしてしまう...」

水戸市、つくば市、ひたちなか市周辺で、障害(特にASDなどの「こうあるべき」というルールを大切にする特性)により、この「価値観のズレ」に直面したときどう折り合いをつければ良いか分からず、強く疲れてしまう方もいらっしゃるかもしれません。

この記事では、そんなあなたの「イライラ」や「モヤモヤ」を和らげ、「違う」相手とどうすれば「楽に」付き合っていけるか、その3つのコツをご紹介します!

Gemini_Generated_Image_23gr1x23gr1x23gr.jpg

◆ 大前提:「価値観」は「違って当然」と知る
まず、私たち支援員が一番お伝えしたいこと。
それは、「価値観」にどちらが「正しい」も「間違っている」もない、ということです。

【ポイント】「価値観」とは、その人が生きてきた歴史(経験)によって作られた「その人だけのルール(正義)」です

たとえば、ここに2人の人がいます。

・Aさん: 「仕事は時間をかけてでも完璧(100点)にやるべきだ」という価値観
・Bさん: 「仕事は60点でいいからスピード優先でやるべきだ」という価値観

どちらも、それぞれの立場で「正しい」ですよね。

私たちがストレスを感じるのは、「価値観が違う」ことそのものではなくその「違い」を無理やり「正そう」としたり、「自分と同じであるべきだ」と期待したりしてしまうからなのです。


◆「ズレ」を感じた時にあなたを楽にする3つのコツ
では、その「違い」を前提とした上で、どうすればストレスを減らせるのでしょうか。

1. コツ1:「You(相手)」ではなく「I(私)」で伝える(アイメッセージ)
【ポイント】相手を「変えよう(否定しよう)」とせず、自分の「状況や要望」を伝える

・価値観が違うと感じた時、「Youメッセージ(あなたを主語にする)」で伝えると、それは「攻撃」や「説教」になってしまいます。

NG例 ✕: 「(あなたは)なぜいつも期限ギリギリなんですか?(相手への非難)」
OK例 〇: 「(私は)早めに進捗が分かると次の準備ができて安心します(自分の状況・要望)」

・相手の価値観を否定するのではなく、「私(I)は」こう感じている、と「自分のこと」として伝えるだけで、相手は「そうか、それなら協力しよう」とあなたの言葉を受け入れやすくなります。


2. コツ2:「価値観(やり方)」ではなく、「共通のゴール(目的)」に立ち返る
【ポイント】「やり方」が違っても「目指す場所」は同じはず

・Aさん(完璧重視)とBさん(スピード重視)は「やり方(価値観)」は正反対です。
・でも、「このプロジェクトを成功させたい」という「ゴール(目的)」は同じチームとして共有しているはずです。
・「やり方」で張り合うのをやめ、「このゴールを達成するために、今回は、完璧さとスピード、どちらがより重要ですか?」と、「目的」に立ち返って話し合ってみましょう。
・そうすれば、「今回はスピード重視でまず60点を目指し、後から時間があれば100点に近づけよう」といった「お互いの妥協点(着地点)」が見つかりやすくなります。


3. コツ3:仕事のゴールに関わらない部分は「スルー(距離を置く)」する
【ポイント】「理解できない」=「受け入れなくても良い」という技術

・とはいえ、仕事の進め方ではなく「昼休みの過ごし方」や「趣味の話」など、どうしても分かり合えない「個人の価値観」もあるでしょう。
・もし、それがチームの「ゴール」に致命的な影響を与えないのであれば。
・無理に理解しようとしたりイライラしたりするエネルギーはもったいないかもしれません。

「あの人は、私とは違う星の人なんだな」
「そういう考え方もあるんだな」

・そう心の中でそっと「仕分け」し、物理的・心理的に「距離を置く(スルーする)」。これも、あなたの心を守るためのとても大切なスキルです。


◆ ブルームで「折り合いのつけ方」を練習しませんか?
いかがでしたでしょうか。
「価値観が合わない!」とイライラすることは、見方を変えればあなたにはなかった「新しい視点」に気づけるチャンスでもあります。

「分かっていても自分の『べき論』を曲げられない...」
「『スルー』や『Iメッセージ』の練習を、安全な場所でしたい」

私たち就労移行支援事業所ブルームでは、SST(ソーシャルスキルトレーニング)やグループワークを通じて、まさにこうした「価値観の違う他者」とどう「折り合いをつけるか(合意形成するか)」をスタッフがサポートする安心できる環境で、じっくりと練習することができます。

・茨城県水戸市、つくば市、ひたちなか市周辺にお住まいの方
・精神障害、発達障害、知的障害などにより、働くことに困難を感じている方
・20代、30代、40代の方を中心に18歳から64歳までの幅広い年代の方が利用されています

障害者手帳をお持ちでない方もご利用いただけますので、まずはお気軽にご相談ください。

◎見学や個別相談は無料です。
あなたからのご連絡を、スタッフ一同心よりお待ちしております。

作業療法士 大石

最新情報一覧を見る >

水戸メンタルクリニック
水戸メンタル駅前分院
つくば心療内科クリニック
もりや心療内科クリニック
北参道こころの診療所
知能発達検査室 東京千駄ヶ谷・つくば研究学園
訪問看護ステーションBAiKO
就労支援事業所ブルーム
医療法人イプシロン

ページの先頭へ