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【支援者の視点】精神障害のある方の「意思決定支援」とは?"自分で決める"を支えるために

こんにちは!
茨城県の水戸市とつくば市にある就労移行支援事業所ブルームのブログ担当です。
年が明け、寒さも身に染みる季節となりましたが、いかがお過ごでしょうか。

さて、あなたが福祉サービスや医療機関を利用しようと考えたとき。

「支援者や家族に『こうした方がいい』と強く勧められると、断れない...」
「『良かれと思って』周りがどんどん話を進めてしまい、自分の意見が言えない」
「かと思えば、『自分で決めてください』と丸投げされても不安で決められない...」

水戸市、つくば市、ひたちなか市周辺で、精神障害などの特性により、この「自分で決める(意思決定する)」ことに難しさを感じ、悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。

この記事では、そんなあなたの「どう決めたらいいか分からない」という不安に寄り添うため、今、私たち障害福祉の現場で最も大切にされている「意思決定支援」という考え方について、私たち支援員の視点から解説します!

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◆「意思決定支援」とは?なぜそんなに大切なの?
まず、「意思決定支援」とは、障害の有無にかかわらず「自分の人生(働き方、暮らし方、治療方針など)を自分で決める」ことは、誰にとっても当たり前の「権利」である、という大前提に立つ考え方です。

【ポイント】支援者の仕事は「代わりに決める」ことではなく、「ご本人が"自分で決める"プロセス」を全力で支えること

精神障害の特性(例:不安が強く決断が難しい、受動的になりやすい)があると、つい周りの支援者やご家族が「こっちの方が絶対に良いから」と"善意"で先回りして答えを決めてしまいがちです。

しかし、「支援者に言われたから(他者決定)」ブルームに通うのと、「自分で悩んで決めたから(自己決定)」ブルームに通うのではその後の訓練への意欲(モチベーション)や困難にぶつかった時の「乗り越える力」が、全く違ってきます。

ご本人の「自分で決めた!」という納得感(自己効力感)こそが、就職という「ご自身の人生」を歩んでいく上で何よりのエネルギー源になるのです。


〇「丸投げ」ではない。ブルームが実践する「意思決定支援」の3ステップ
「自分で決めてください」とただ言うだけでは支援とは言えません。
それは「突き放し(丸投げ)」です。
ご本人が「不安で決められない」のは当然ですよね。

私たちが大切にしているのは、「決断」を迫ることではなく、「決断できるまでのプロセス」に専門家として徹底的に寄り添うことです。

1. ステップ1:判断するための「情報(選択肢)」を、偏りなく提供する
「どうしたいですか?」と聞く前に、まずは「どんな選択肢があるか」という判断材料を私たち支援員が分かりやすく整理した上でご本人の意思を確認し、必要に応じて選択肢(案)をご提供します。

・(例):「Aという働き方(オープン就労)には、こういうメリットとこういうデメリットがあります」

・(例):「Bという働き方(クローズ就労)には、こういうメリットとデメリットがあります」

「正解」を教えるのではなく、メリットもデメリットも両方お伝えすることでご本人が比較・検討できる「土台」を作ります。


2. ステップ2:ご本人の「本当の思い(価値観)」を、一緒に探る
私たちは、面談を通じて「本当は、どうしたいですか?」というご本人の「感情」や「価値観」をじっくり傾聴し、一緒に整理します。(=自己理解のプロセスです)

・(例):「『安定』を最優先したいのか、それとも『やりがい』を優先したいのか」

・(例):「『苦手』なことは何か、『これだけは譲れない』条件は何か」

「こうすべき(べき論)」ではなく、ご自身の「本当の思い(就活の軸)」が明確になれば、選ぶべき道は自然と見えてきます。


3.ステップ3:「小さく試して、振り返る」プロセスを保証する
「一度決めたら、もう変更できない」ではプレッシャーが強すぎて誰も決められません。

私たち支援事業所の最大の強みはこの「お試し」ができることです。

・(例):「いきなりA(事務職)と決めなくて大丈夫です。まずはブルームでPC訓練を1週間"お試し"でやってみませんか?」
・そして、「やってみて、どう感じましたか?」と、その「感想(感情)」を一緒に振り返ります。

この「小さく試す」→「振り返る」→「また決める」というサイクルを繰り返すことこそが、「自分で決める力」を育む最高のリハビリになるのです。


◆「自分で決めるのが怖い」その不安を、まず私たちに話しませんか?
いかがでしたでしょうか。
ブルームは、私たちが「答え」を指示し、あなたを「変えよう」とする場所ではありません。
あなたがあなた自身の力で「答え」を見つけ、「自分で決める」ための練習を私たちが全力でサポートする場所です。

「自分で決めるのが、怖い」
「何がしたいのか、自分でも分からない」
その不安な気持ちをそのまま「相談」しに来ていただけること。
それこそが、あなたの「意思決定」の大切な「第一歩」です。

・茨城県水戸市、つくば市、ひたちなか市周辺にお住まいの方
・精神障害、発達障害、知的障害などにより、働くことに困難を感じている方
・20代、30代、40代の方を中心に18歳から64歳までの幅広い年代の方が利用されています

障害者手帳をお持ちでない方もご利用いただけますので、まずはお気軽にご相談ください。

◎見学や個別相談は無料です。
あなたからのご連絡を、スタッフ一同心よりお待ちしております。

作業療法士 大石

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