心のザワザワを整理する「アンガーログ」の始め方

こんにちは!
茨城県の水戸市とつくば市にある就労移行支援事業所ブルームのブログ担当です。
季節の変わり目、心や体のバランスは崩されていませんでしょうか。
水戸市やつくば市周辺で、障害(精神障害、発達障害など)により感情の波に悩んでいる方、ストレスとの上手な付き合い方を探している方へ。
日々の生活や就職活動の中で、
☑ なんだか気持ちがモヤモヤする...
☑ 些細なことでイラッとしてしまう...
☑ そんな自分を後から責めて、さらに落ち込んでしまう...
こんな悪循環に苦しさを感じていませんか?
今回はそんなあなたの心が少しでも軽くなるかもしれない一つの方法、「アンガーログ(怒りの記録)」をご紹介します。
そもそも「アンガーログ」とは?
「アンガー(怒り)」という言葉がついていますがこれは怒りだけでなく「モヤモヤ」「悲しい」「悔しい」「不安」といった、言葉にしにくい心のザワザワを全て記録する「心の日記」のようなものです。
自分の心に生まれた感情を「良い・悪い」で判断せず、「そう感じているんだな」と、ただ書き留めていく。
それがアンガーログの基本的な考え方です。
なぜ効果があるの?アンガーログの4つのメリット
ネガティブな感情を記録することがなぜ心を軽くすることに繋がるのでしょうか。それにはこんな素敵な理由があります。
1. 自分の「心のクセ」が見えてくる
記録を続けると「疲れが溜まっている夕方にイライラしやすい」「人からのアドバイスに焦りを感じやすい」といった自分でも気づかなかった心のパターンが見えてきます。
自分の「クセ」が分かると「夕方は少し休む時間を作ろう」など、上手な対策が立てられるようになります。
2. 自分を客観的に見つめられる
感情の渦中にいると視野はとても狭くなりがちです。
しかし、記録を読み返すと「あの時、本当はこうしてほしかったんだな」と、まるで他人のことのように冷静に自分を振り返ることができます。
これは、自分を責めるためではなく「そう感じていたんだね」と自分に優しく寄り添うための大切な時間です。
3. 「書き出す」ことのスッキリ感
頭の中でグルグルと回り続ける悩みは一度書き出すだけでも驚くほど気持ちが整理されてスッキリします。
誰かに見せるものではないので安心して心の中を吐き出せる安全な場所になります。
4. 「本当の願い」が見えてくる
感情と向き合う中で、「自分は、こんな風に大切にされたいんだ」という心の奥にある本当の願い(ニーズ)が見えてくることがあります。
これは、就職活動における自己分析、例えば「自分はどんな環境で働きたいのか」を考える上でとても大切なヒントになります。
今日からできる!アンガーログの簡単な始め方【4ステップ】
難しく考える必要はありません。
ノートやスマホのメモアプリで、次の4つのステップで書いてみましょう。
①【いつ?どこで?】
気持ちが動いた日時と場所を記録します。 (例:10月7日 14:00、自宅のPCの前で)
②【なにがあった?】
出来事を客観的に書きます。 (例:応募しようと思っていた企業の求人が、締め切りになっていた)
③【どう感じた?(気持ちの強さは?)】
気持ちを正直に書きます。可能なら気持ちの強さを10段階で評価してみましょう。 (例:悔しかった 8/10)
④【(できれば)どうしたかった?】
「本当はどうしてほしかったか」を書いてみます。 (例:「残念だったね」と誰かに声をかけてほしかった)
最初は①〜③だけでも十分です。「書けない日があってもOK」くらいの、ゆるやかな気持ちで試してみてください。
ひとりで抱え込まず、ブルームに相談しませんか?
私たち就労移行支援事業所ブルームでは、就職に必要なスキルだけでなく、今回ご紹介したアンガーログのようにご自身の心と上手に付き合いながらあなたらしい働き方を見つけるためのサポートも行っています。
「アンガーログを書いてみたけど、どう活かせばいいか分からない」 そんな時は、どうぞお気軽にスタッフに声をかけてください。
・茨城県水戸市、つくば市、ひたちなか市周辺にお住まいの方
・精神障害、発達障害、知的障害などにより働くことに困難を感じている方
・20代、30代、40代の方を中心に18歳から64歳までの幅広い年代の方が利用されています
障害者手帳をお持ちでない方もご利用いただけます。
まずはお気軽にご自身の状況をご相談ください。