自己分析に役立つ「自分のトリセツ」の作り方|障害特性の理解にも

こんにちは!
医療機関が運営する、茨城県の水戸市とつくば市にある就労移行支援事業所ブルームのブログ担当です。
秋らしい過ごしやすい季節となりましたね。
水戸市、つくば市、ひたちなか市周辺で障害(精神・発達・知的障害など)により、就職活動のための自己分析やご自身の特性との付き合い方に悩んでいる方へ。
私たちは家電製品の「取扱説明書」は熱心に読みますよね。
どうすれば上手に使えて、どんな時に注意が必要か、詳しく書かれています。
ではもし、世界で一番大切で複雑な「あなた自身」の取扱説明書があったらどうでしょう。
毎日をもう少し心地よく、ご自身の機嫌を上手に取りながら過ごせると思いませんか?
今日は、就職という新しい一歩を踏み出すための準備として「自分のトリセツ」を作ることをご提案します
「自分のトリセツ」で、自分と上手に付き合おう
「自分のトリセツ」とは、ご自身の「特徴」や「心の動きのクセ」を客観的に理解して書き留めておくノートのようなものです。
良い・悪いで判断するのではなく、「自分は、こういう性質を持っているんだな」と知ることが目的です。
難しく考える必要はありません。 ノート1ページにこんな項目を書き出すことから始めてみませんか?
1.わたしの「基本性能」を知る
まずは、ご自身の基本的な性質について、思いつくままに書き出してみましょう。
・エネルギーが一番ある時間帯は? (例:朝方、午前中、夜になると集中できる)
・元気が出るのはどんな時? (例:一人で静かに過ごす時間、誰かと話している時)
・好きなこと・心地よいと感じることは? (例:音楽を聴く、散歩する、温かいお茶を飲む)
2.ご機嫌を保つ「メンテナンス方法」を知る
ご自身の心が安定してパフォーマンスが良くなるための「メンテナンス方法」です。
・やる気が出る「スイッチ」は? (例:好きな香りをかぐ、少しだけ甘いものを食べる)
・どんな言葉をかけられると嬉しい? (例:「ありがとう」「頑張ってるね」「すごいね」)
・心と体を休めるために、必要なことは? (例:7時間以上の睡眠、週末は予定を入れない)
3.不調の時の「トラブルシューティング」を知る
少し調子が悪いな、と感じた時のための対処法をあらかじめ考えておきます。
・疲れやストレスの「サイン」は? (例:肩がこる、甘いものが無性に食べたくなる)
・サインに気づいた時の「応急処置」は? (例:5分だけ目をつぶる、深呼吸する)
・安心して頼れる人や場所は? (例:家族、友人、事業所のスタッフ、お気に入りのカフェ)
ブルームで、あなたの「トリセツ」作りをサポートします
この「自分のトリセツ」は一度作って終わりではありません。
日々の生活や訓練の中で気づいたことを少しずつ書き足していく、あなただけの一冊です。
これを作っておくと、面接で自分の長所や配慮してほしい点を具体的に伝えられたり、自分に本当に合った職場環境を選ぶ上でとても役に立ちます。
自分の調子を上手に管理しながら、長く安心して働き続けるための何より心強い「お守り」になってくれるはずです。
医療機関が運営する就労移行支援事業所として、私たちブルームはご自身の障害特性の理解を含め、この「トリセツ」作りを専門的な視点からお手伝いします。
・茨城県水戸市、つくば市、ひたちなか市周辺にお住まいの方
・精神障害、発達障害、知的障害などにより、働くことに困難を感じている方
・20代、30代、40代の方を中心に、18歳から64歳までの幅広い年代の方が利用されています
障害者手帳をお持ちでない方もご利用いただけます。
まずはお気軽にご自身の状況をご相談ください。 私たちと一緒に、あなたの「トリセツ」の最初の1ページをそっと開いてみませんか。