利用料金はかかる?就労移行支援の費用と自己負担額について
こんにちは!
茨城県の水戸市とつくば市にある就労移行支援事業所ブルームのブログ担当です。
木枯らしが吹き、冬の訪れを感じる季節となりましたが、いかがお過ごでしょうか。
さて、就労移行支援の利用を考え始めたとき、最も気になることの一つが「利用料金・費用」ですよね。
「働きたいけど、今は収入がなくて費用が心配...」
「『1割負担』って聞いたけど、具体的にいくらかかるの?」
「結局、無料で利用できる人とお金がかかる人の違いは何?」
水戸市、つくば市、ひたちなか市周辺で、こうした費用面での不安から利用をためらっている方もいらっしゃるかもしれません。
この記事では、そんなあなたのお金の不安を解消するために、就労移行支援の利用料金の仕組みと自己負担額がどう決まるのかについて分かりやすく解説します!
大前提:約9割の方が「自己負担0円」で利用されています
まず一番お伝えしたい大切なことは、ブルームを利用されている方を含め、就労移行支援の利用者さんの約9割は自己負担額0円(無料)でサービスを利用されているという事実です。
「でも、サービスの利用料は1割負担なんでしょう?」 と疑問に思われるかもしれません。
その通り、就労移行支援は「障害者総合支援法」に基づく福祉サービスのため、サービス費用の9割を国や自治体が負担し、残り1割を自己負担するのが原則です。
しかし、その「1割負担」にも前年の収入に応じた「負担上限月額」という制度が設けられています。
この仕組みがあるため、多くの方が「負担上限月額 0円」に該当し結果として無料で利用できています。
「自己負担額」はどうやって決まるの?
「自分が無料になるのか負担がかかるのか」は、ご本人の世帯の収入状況によって以下の4つの区分に分けられます。
【ポイント】世帯の範囲は「ご本人(18歳以上)+配偶者」です
ご両親やご兄弟と同居していても、その収入は計算に含まれません。
(※18歳未満の方は保護者の世帯収入が対象です)
ご本人の前年の収入が0円(あるいは非課税の障害年金のみ)で、配偶者がいらっしゃらない場合、多くは「非課税世帯」に該当します。
(※ 所得割16万円未満の「おおむね年収670万円未満」は、配偶者の収入等によっても変動します)
〇どういうこと?
ご本人と配偶者の方の前年の世帯収入が市町村民税非課税(おおむね年収300万円未満)であれば、負担上限月額は「0円」です。
例えば「一般1」に該当し、負担上限月額が「9,300円」となった場合、その月にブルームを20日間利用しサービス費用の1割負担が計算上15,000円になったとしても、実際にお支払いいただくのは上限額の9,300円まで、となります。
「サービス利用料」以外にかかる費用は?
この制度で決まるのはあくまで「サービス利用料」の自己負担額です。
そのため、以下のような費用は原則として別途自己負担となる点に注意が必要です。
・交通費: 事業所に通うための電車代やバス代(ブルームでは助成があります!)
・昼食代: 事業所でお弁当を注文した場合の費用など(こちらも割引があります!)
ただし、こうした費用もお住まいの市区町村によっては独自の助成金(交通費補助など)を出している場合があります。
「自分はいくら?」と不安になったら、まずご相談ください
いかがでしたでしょうか。
料金の仕組みは少し複雑ですが、多くの方が無料で利用されているという点は安心材料になったかと思います。
「自分の場合は、どの区分に該当するのか知りたい」
「市区町村への確認の仕方が分からない」
そんな時は、ぜひ一度私たちにご相談ください。
あなたの状況をお伺いしながら、負担額の確認方法なども含めて丁寧にご説明させていただきます。
・茨城県水戸市、つくば市、ひたちなか市周辺にお住まいの方
・精神障害、発達障害、知的障害などにより、働くことに困難を感じている方
・20代、30代、40代の方を中心に18歳から64歳までの幅広い年代の方が利用されています
障害者手帳をお持ちでない方もご利用いただけますので、まずはお気軽にご相談ください。
◎見学や個別相談は無料です。
あなたからのご連絡を、スタッフ一同心よりお待ちしております。
作業療法士 大石







