【スタッフ研修報告】ご家族との連携を強化。「家族支援(ペアレントトレーニング)研修」
こんにちは!
茨城県の水戸市とつくば市にある就労移行支援事業所ブルームのブログ担当です。
木枯らしが吹き、いよいよ冬の訪れを感じる季節となりましたがいかがお過ごでしょうか。
さて、就職を目指すご本人様が頑張っていらっしゃる一方でこんな悩みも耳にします。
・ご本人様:「家族に自分の体調や特性をどう理解してもらえばいいか、伝え方が分からない...」
・ご家族様: 「本人のためにどう接するのが一番良いのか悩んでいる」「就職してほしいと願う反面、無理をさせていないか不安...」
水戸市、つくば市、ひたちなか市周辺で障害(精神・発達・知的障害など)のある方の就職を考えるとき、ご家族様もご本人様と同じように、あるいはそれ以上に悩みを抱えているケースは少なくありません。
この記事では、私たちブルームがご本人様とご家族様の「架け橋」となり、より良いサポートチームを築くために行った「家族支援(ペアレント・トレーニング)研修」についてご報告します!
なぜ今、「家族支援」が大切なのか?
ブルームの最終的なゴールは「就職」ですが、本当のゴールは「就職した職場で、安定して働き続けること」です。
そして、その「安定」を支える最も大きな土台は一番身近な存在である「ご家族様の理解」と「安心できる家庭環境」だと私たちは考えています。
【ポイント】ご家族様もご本人様と同じ「支援のパートナー」です
しかし、ご家族様がご本人のことを思うあまり「早く就職してほしい」という焦りがプレッシャーになってしまったり、逆に「無理しなくていい」という優しさがご本人の「働きたい」という意欲とすれ違ってしまったりすることもあります。
私たち支援者は、ご本人様をサポートするのと同時にご家族様の「どうサポートすれば良いか分からない」という不安にも寄り添い、ご本人とご家族様が同じ目標に向かう「チーム」になれるようお手伝いすることが非常に大切なのです。
研修で学んだ「家族支援」の視点
今回の研修では、ご家族様の不安を和らげ、ご本人様の「強み」を共有するための具体的なコミュニケーション技術を学びました。
① 「ペアレント・トレーニング」という考え方
この言葉は元々子育て支援の分野で使われることが多いですが、障害福祉の現場では「ご家族様がご本人の障害特性を(誤解や不安ではなく)正しく理解し、お互いが楽になるコミュニケーション方法を学ぶ」という意味合いで活用されます。
決してご家族様を「訓練」するのではなく、私たち支援者が「良き相談相手・サポーター」になるための技術です。
② 「リフレーミング」で「強み」を再発見する
研修で特に重視されたのが「リフレーミング(物事の捉え方を変える)」という技術です。
・ご家族様の悩み: 「うちの子はこだわりが強くて頑固なんです...」
・支援者の視点(リフレーミング): 「それは、見方を変えれば『ルールを誠実に守り、物事を正確に進めるのが得意』という仕事において素晴らしい"強み"ですね」
このように、ご家族様が短所だと思い込んでいた点を私たち支援者が「強み」として捉え直してご家族様にお伝えすることで、ご家族様ご自身がご本人様の「一番の理解者・応援団」になれるようサポートします。
③ ご家族様の不安に「傾聴」する
研修では、私たちが「こうすべきです」と一方的に指導するのではなく、ご家族様が「何に一番不安を感じているのか」「これまでどれだけ悩んでこられたか」という言葉にならない思いを「傾聴」するロールプレイングも多く行いました。
ブルームは「ご本人」と「ご家族」、両方のサポーターです
いかがでしたでしょうか。
ご本人の「働きたい」という気持ちを社会(企業)に繋げること。
そして、その土台となるご家庭(ご家族)との関係を繋げること。
その両方が、私たち就労移行支援事業所の大切な役割です。
「家族との関係に悩んでいる」
「親に、自分の状況をどう説明すればいいか分からない」
そんな悩みも決して一人で抱え込まないでください。
私たちブルームがご家族様との間に入り、あなたの「思い」が伝わるお手伝いもさせていただきます。
・茨城県水戸市、つくば市、ひたちなか市周辺にお住まいの方
・精神障害、発達障害、知的障害などにより、働くことに困難を感じている方
・20代、30代、40代の方を中心に18歳から64歳までの幅広い年代の方が利用されています
障害者手帳をお持ちでない方もご利用いただけますので、まずはお気軽にご相談ください。
◎見学や個別相談は無料です。
あなたからのご連絡を、スタッフ一同心よりお待ちしております。
作業療法士 大石







