【制度】「合理的配慮」は特別なこと?自分にとっての「ちょうどいい」を探す
こんにちは。
茨城県の水戸市とつくば市にある就労移行支援事業所ブルームのブログ担当です。
5月5日、火曜日。「こどもの日」の祝日ですね。長かった連休も、いよいよ明日を残すのみとなりました。
就職活動や長く働き続けるための準備を進める中で、「合理的配慮」という言葉を耳にする機会があるかと思います。
皆さまは、この言葉にどのようなイメージをお持ちでしょうか。
「自分のために特別な対応をしてもらうなんて、ワガママだと思われないかな(>_<)」
「配慮をお願いしたら、採用されにくくなるのでは......」
「法律で決まっている権利なのだから、絶対に希望を叶えてもらうべきだ」
申し訳なさと遠慮で言い出せない方。あるいは、権利として強く主張しなければと肩に力が入っている方。
「配慮」という言葉の受け止め方は様々ですが、今回は、私たちが考える「ちょうどいい配慮の形」について、控えめにお話しさせていただきます。
◆ 配慮は「特別扱い」ではなく「スタートラインを揃える」こと
まず大前提として、合理的配慮は「特定の誰かだけを甘やかすための特別なルール」ではありません。
例えば、視力の弱い方がメガネをかけるように、その人が本来持っている力を職場で十分に発揮できるようにするための「環境の調整」です。
「静かな環境なら集中して事務作業ができる」「指示を口頭だけでなくメモでもらえれば、ミスなく遂行できる」。
このように、ご自身の特性と職場の環境のズレを少しだけ調整してもらうことは、決してワガママではありません(^^)
◆ 権利の主張ではなく、お互いの「すり合わせ」
一方で、合理的配慮は「希望すれば何でも100%叶えてもらえる魔法」でもありません。
企業側にも、人員の配置や設備の事情など、どうしても対応が難しい現実的な壁が存在します。
大切なのは、「これが私の権利です!」と一方的に要求をぶつけることではなく、「私はこういった工夫があれば、御社でしっかり貢献できます。どこまでなら調整が可能でしょうか?」と、お互いの歩み寄り(すり合わせ)の対話をすることだと考えています。
◆ 企業へ伝えるための、3つのささやかなステップ
「自分の特性をどう伝えればいいか分からない」という方は、以下の順序で整理を始めてみませんか。
(1) 「できないこと」ではなく「どうすればできるか」を考える
「電話対応ができません」と伝えるより、「電話の音が気になってしまうため、可能であれば耳栓の使用を許可していただきたいです。その分、データ入力は正確に行います」と、「対処法」とセットで伝えると、企業側も配慮のイメージが湧きやすくなります。
(2) 複数の「選択肢」を用意しておく
「個室を用意してほしい」という希望が通らなくても、「パーテーションで区切る」「壁のほうを向いて座る」といった別の代替案(プランB)を自分の中で持っておくことで、柔軟なすり合わせが可能になります。
(3) 支援員を「翻訳家」として使う
自分の特性を客観的な言葉にするのは、誰にとっても難しい作業です。そんな時こそ、私たちのような支援員を頼ってください。ご本人の希望をお聞きし、企業に伝わりやすい言葉に「翻訳」するお手伝いをいたします(^^)
◆ ブルームで「自分だけのトリセツ」を作りませんか
いかがでしたでしょうか。
「自分にとって何が『ちょうどいい』のか、自分でも分からない......」
「入社してから配慮をお願いするのは気が引ける(>_<)」
そうした不安を一人で抱え込む必要はありません。
就労移行支援事業所ブルームでは、日々の訓練や企業実習を通じて、
・「どんな時に疲れやすいか」「どんな工夫があれば楽になるか」という自己理解を深める時間。
・ご自身の特性と必要な配慮をまとめた「ナビゲーションブック(自分のトリセツ)」の作成。
・企業面接の場で、配慮事項を角が立たずに伝えるためのロールプレイング。
などを、皆さまと一緒に時間をかけて進めていきます。
私たちの教室は、我慢することだけを学ぶ場所ではありません。「どうすれば自分が無理なく、長く働き続けられるか」という落としどころを、一緒に探す場所でありたいと考えています。
連休も残りわずか。
休み明けの通所や出勤に思いを馳せて少し胸がザワザワしている方も、今日はおいしいものを食べて、ゆっくりお過ごしくださいね。
■ 茨城県水戸市、つくば市、ひたちなか市周辺にお住まいの方
■ 精神障害、発達障害、知的障害などにより、働くことに困難を感じている方
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