【障害特性】「人の話し声」が気になって集中できない時。職場で使える静寂を作る環境調整
こんにちは。
茨城県の水戸市、つくば市周辺で就労支援を行っているブルームのブログ担当です。
8月4日、火曜日。
日々の訓練や職場で、自分の作業に集中したいのに、こんな風に周囲の音や気配が気になって頭が疲れてしまった経験はありませんか?
離れた席で誰かが話している声がダイレクトに耳に入ってきて、作業の手が止まってしまう
電話の呼び出し音やドアの開閉音にいちいちビクッとしてしまい、精神的に消耗する
周囲の会話の内容を意図せず聞き取ってしまい、自分の考えるエネルギー(脳のバッテリー)が奪われてしまう
真面目な方ほど、「周りの音に気を取られるのは自分の集中力や気合いが足りないからだ」と自分を責めてしまいがちです。
ですが、これは意志の強さの問題ではなく、脳の「必要な音だけを選び取り、不要な雑音をカットするフィルター機能(聴覚過敏・注意の分散)」が過敏に働いていることが原因です。
無理に我慢して耐え続ける必要はありません。プロの環境調整は、道具や工夫の力を借りて自分の周りに「静かな集中バリア」を作ってしまうことです(^^)
今回は、職場で使える音のストレスを和らげる3つの環境調整テクニックをご紹介します。
◆ 音のストレスを減らす「3つの環境調整」
音の侵入を防ぎ、脳のバッテリーを守るために次のステップを試してみましょう。
(1) 道具を使って物理的に音を遮断する
耳栓やノイズキャンセリング機能付きのイヤホン、デジタル耳栓などを活用します。
最近では、周囲の呼びかけ声はある程度通しながら、エアコンの駆動音や遠くのガヤガヤ音だけを低減してくれる便利なデジタル耳栓も増えています。作業中だけでもこうしたアイテムの着用が許可されるか、就職先や訓練所であらかじめ相談してみるのがおすすめです(^^)
(2) 集中しやすい「席の位置」を相談・選択する
オフィス内での座席の位置を変えるだけでも、音の負担は劇的に変わります。
人の行き来が多い通路側や出入口付近を避け、壁際の席を選ぶ
電話が頻繁に鳴る部署や共有スペースから距離を置いた場所を希望する
背後や視界に人が通らない「壁を背にした席」に座るだけで、音だけでなく視覚的なプレッシャーも大幅に軽減できます。
(3) 「イヤーマフ・イヤホン着用」の理由を周囲に共有しておく
何も言わずに耳栓やイヤホンをしていると、「話を聞いていないのかな」「話しかけづらいな」と周囲に誤解を与えてしまうことがあります。
あらかじめ「音の刺激に少し敏感なため、集中作業の時間だけ耳栓を着用させていただいています。用事の際はお声がけや肩をトントンと叩いていただければすぐに気づきます」と伝えておくことで、お互いに安心して作業に没頭できるようになります。
◆ ブルームは「自分に合う環境を整える練習」をする場所です
いかがでしたでしょうか。
「職場の人に『耳栓を使いたい』なんてワガママだと思われないか心配......(>_<)」
「自分がどんな音(話し声、機械音、足音など)に一番疲れやすいのかよく分からない」
就労移行支援事業所ブルームでは、水戸、つくばの各教室において、皆さまが就職した後に音の刺激で体調を崩してしまわないよう、日々の通所の中で環境調整の工夫を取り入れています。
・教室内に静かに作業に集中できるパーティション席を用意し、実際の作業でどれくらい集中度が変わるかを体験する環境評価ワーク。
・個別面談を通じて、皆さまの感覚過敏の傾向を一緒に分析し、就職先に配慮を求めるための「ナビゲーションブック(取扱説明書)」を作成する自己分析サポート。
・上司や同僚に対して「作業効率を上げるため、集中時間帯のみ耳栓を使用してもよろしいでしょうか」と角を立てずに配慮を相談するコミュニケーション練習。
私たちの教室は、どんな騒音の中でも我慢して耐え抜くタフさを育てる場所ではありません。「自分は音の刺激を受けやすい」と特性を正しく理解し、道具や配置の工夫、周りへのスマートな相談を通じて、自分が一番リラックスして力を発揮できる環境(マイオフィス)を主体的に作っていく技術を身につける場所です。
8月4日の火曜日。もし今日、周囲の音が気になって少し疲れたなと感じたら、まずはデスクの端で静かに耳を塞いで深呼吸をし、自分に優しい環境づくりの一歩を考えてみませんか。
皆さまが焦りのない、穏やかな気持ちで訓練に取り組めるよう応援しております。
■ 茨城県水戸市、つくば市周辺にお住まいの方
■ 精神障害、発達障害、知的障害などにより、働くことに困難を感じている方
まずはお気軽にご相談ください。
◎見学や個別相談は無料です。
あなたからのご連絡を、スタッフ一同心よりお待ちしております。







