コロナ禍後の精神障害を持った方の就職状況
ここ数年コロナ禍でもあり、障害者の就労について気になっている方も多いのではないでしょうか。
厚生労働省は令和5年5月に、令和4年度の障害者の職業紹介状況などの取りまとめを公表しました。これはハローワークを通じての求職・就職情報になります。
令和4年度は「新規求職申込件数」は233,434件であり、「就職件数」は102,537件でした。その中で精神障害者の「新規求職申込件数」は123,593件、「就職件数」は54,074件でした。就職件数は、令和3年度よりも17.8%も増加しています。コロナ禍で一時期求職申込件数が減りましたが、回復してきています。
実は精神障害者の新規求職申込件数は、平成25年度までは身体障害者を下回っていましたが、それ以降は身体障害者、知的障害者と比べてかなり上昇していて、障害種別でみると精神障害者はトップの求人数になっています。
就職の求人がある職種としては、
「医療・福祉」「製造業」「サービス業」「卸売業、小売業」
が多く求人が出ている状況です。
精神障害者は、事務的職業や、運搬・清掃・包装等の職業に多く就職しています。教育や金融などにも就職している方もいらっしゃいますので、就職先は限定的ではなく多岐にわたります。
皆さんも就職をするときに長く働きたいですよね。退職も気になるところですが、解雇も減ってきています。
ここ最近で世間の状況も随分と変わりました。求人数も増えてきましたのでご自身の体調や状況に合わせて就職を考えていきましょう。
就労移行支援事業所ブルームでは、ハローワークとも連携して就職を目指している皆様のサポートを行っています。
ハローワークでの求人検索だけではなく、利用者様の特性などをまとめる作業・履歴書の作成、会社説明会や職場見学、実習までを連携して行っていきます。必ずスタッフもハローワークの方とお話をしていくので、利用者様も安心して就職まで進むことが出来ます。
一緒に就職を目指していきましょう。
就労移行支援事業所ブルームでは見学・体験を随時受け付けています。
就職を考えている方、就職まではイメージが出来ないけれど働く準備をしたい方、お気軽にお問い合わせください。就労移行に対しての相談も受け付けています。
音楽療法士/支援員 井桁 希
