発達障害の特性を強みに変える自己分析の質問3選

こんにちは!
茨城県の水戸市とつくば市にある就労移行支援事業所ブルームのブログ担当です。
秋の夜長、虫の音が心地よい季節となりましたね。
水戸市やつくば市周辺で発達障害(ASD、ADHDなど)の特性と向き合いながら、自分に合った仕事を探している方へ。
就職活動を進める中で「自己分析」という言葉をよく耳にするかと思います。
自分の「苦手」や「できないこと」にばかり目が向いてしまい、「自分には、どんな強みがあるんだろう...」と途方に暮れてしまうことはありませんか?
今日は発達障害の特性を「弱み」ではなく「強み」として捉え直し、自信を持って就職活動に臨むための自己分析のヒントとなる「3つの質問」をご紹介します。
あなたの「当たり前」は、誰かの「才能」かもしれない
発達障害のある方は、その特性ゆえに周りから誤解されたり、うまくいかない経験を重ねてきたりしたことで自己肯定感が低くなりがちです。
しかし、その特性は見方を変えれば仕事で活かせる素晴らしい「強み」や「才能」になり得ます。
大切なのは「視点を変えること」です。
これからご紹介する3つの質問に、ぜひノートや心の中でゆっくりと答えてみてください。
質問1:「つい、こだわり過ぎてしまうことは何ですか?」
「一つのことに集中すると周りが見えなくなる」
「手順やルールが少しでも違うと気になってしまう」
これらは日常生活では「こだわりが強すぎる」「融通が利かない」と、ネガティブに捉えられがちな特性かもしれません。
しかし、視点を変えると、
・高い集中力と探究心
・正確性や品質へのこだわり
・決められたルールを忠実に守れる真面目さ
と言い換えることができます。
これらは研究職や経理、品質管理、プログラマーといった正確性や集中力が求められる仕事で大きな強みとなります。
質問2:「周りの人から『考えすぎだよ』と言われることは何ですか?」
「相手の言葉の裏をつい深読みしてしまう」
「起こるかもしれないリスクをあれこれ考えて不安になる」
これも「気にしすぎ」「心配性」と言われてきたかもしれません。
しかし、視点を変えると、
・高い危機察知能力と慎重さ
・物事を多角的に捉える深い思考力
・丁寧な準備と計画性
という素晴らしい才能になります。
これらは法務や総務、秘書業務といったリスク管理や緻密な計画が求められる仕事で非常に重宝される強みです。
質問3:「興味があることについて、時間を忘れて話し続けてしまうことは何ですか?」
「一度スイッチが入ると好きなことについて一方的に話してしまう」
「自分の興味がある分野の知識は誰にも負けない」
これも、「TPOをわきまえない」「コミュニケーションが一方的」と悩んできたかもしれません。
しかし、視点を変えると、
・特定の分野に対する情熱と専門性の高さ
・膨大な知識量と記憶力
・好きを突き詰める圧倒的なエネルギー
という、誰もが真似できない強みです。
これらは、企画職やマーケティング、専門店の販売員など、特定の分野への深い知識や情熱が求められる仕事で、あなたの大きな武器になります。
ブルームであなたの「強み」を一緒に見つけませんか?
今日ご紹介した質問は、あなたの素晴らしい才能を見つけるためのほんの入り口に過ぎません。
私たち就労移行支援事業所ブルームでは、スタッフとの面談や様々なプログラムを通じてあなた一人では気づけなかった「強み」を一緒に探し出し、それを自信を持って企業に伝えられるよう丁寧にサポートします。
・茨城県水戸市、つくば市、ひたちなか市周辺にお住まいの方
・精神障害、発達障害、知的障害などにより、働くことに困難を感じている方
・20代、30代、40代の方を中心に18歳から64歳までの幅広い年代の方が利用されています
障害者手帳をお持ちでない方もご利用いただけます。
見学や個別相談は無料です。
ご興味を持たれた方は、ぜひWebで「ブルーム 水戸」または「ブルーム つくば」と検索し、公式サイトをご覧ください。
あなたからのご連絡をスタッフ一同、心よりお待ちしております。
作業療法士 大石 純