発達障害の方が仕事で「うっかりミス」を防ぐためのタスク管理術
こんにちは!
茨城県の水戸市とつくば市にある就労移行支援事業所ブルームのブログ担当です。
日増しに秋が深まってまいりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
さて、お仕事をしている中でこんな「うっかりミス」に悩んでいませんか?
「指示されたことをつい忘れてしまう...」
「大事な期限を勘違いしていて後で慌ててしまう...」
「やることが多くて頭がごちゃごちゃになり抜け漏れが発生してしまう...」
水戸市、つくば市、ひたちなか市周辺で、発達障害(ADHD、ASDなど)の特性(ワーキングメモリの苦手さ、注意散漫、優先順位付けの困難など)によりこうした「うっかりミス」で自信を失いかけている方もいらっしゃるかもしれません。
でも、大丈夫です!
多くの「うっかりミス」は、あなたの特性に合った「タスク管理術」を身につけることで防ぐことができます。
この記事では、今日からすぐに実践できる3つの具体的なテクニックをご紹介します!
「忘れる・抜ける」を防ぐ!3つのタスク管理術
発達障害の特性がある方にとって、全てのタスクを「頭の中」だけで管理するのは非常に大きな負担がかかります。
大切なのは「脳に頼らない仕組み」を作ることです。
①ステップ1:「頭の中」から「全部書き出す」
【ポイント】「覚えておこう」は禁物!すぐに「外部」に移す
私たちの脳の作業スペース(ワーキングメモリ)には限りがあります。
ADHDなどの特性がある場合、このスペースがいっぱいになりやすいのです。
だからこそ、タスクが発生したら1秒でも早く「書き出す」ことを徹底しましょう。
・指示は必ずメモを取る: 後でまとめようとせず、その場でキーワードだけでも書き留めます。
・「ふと思い出したタスク」もメモ: 「あ、あれもやらなきゃ」と思ったらすぐに手帳やスマホのメモ機能に入力します。
・寝る前に頭の中を空っぽにする: 明日やることを全部書き出してから寝ると安心して休めます。
「頭で覚える」のではなく、「メモを見る」習慣をつけることがうっかりミスを防ぐ最強の第一歩です。
②ステップ2:大きなタスクは「小さく分解」する
【ポイント】「何から手をつけるか」を明確にする
「〇〇の資料作成をお願い」といった大きなタスクは具体的に何をすればいいか分からず、混乱したり、先延ばしにしてしまったりする原因になります。
タスクを受け取ったら、自分が行動できるレベルまで「小さく分解」してみましょう。
・悪い例:「資料作成」
・良い例:「①関連データを集める」「②Excelでグラフを作る」「③Wordにグラフを貼り付ける」「④考察を書く」「⑤先輩にチェックしてもらう」
ここまで分解できれば、「今日は①と②をやろう」と迷わずに行動に移すことができます。
③ステップ3:「期限」と「リマインダー」をセットにする
【ポイント】「いつかやる」を「今やる」に変える仕組み
タスクを書き出しても、「いつまでにやるか」が決まっていないとつい後回しになり、期限切れに...というミスが起こりがちです。
・全てのタスクに「仮の期限」でも良いので入れる。
・スマホやPCのカレンダーに「通知(リマインダー)」をセットする。
・「期限の1日前」など早めのリマインダーも設定しておく。
時間感覚やスケジュールの管理が苦手な特性(ADHDなど)はアラームやカレンダーといった「外部の仕組み」が強力にサポートしてくれます。
ブルームであなたに合った「自己管理術」を見つけませんか?
いかがでしたでしょうか。
「うっかりミス」はあなたの能力が低いからではなく、「やり方」があなたの特性と合っていないだけかもしれません。
私たち就労移行支援事業所ブルームでは、こうした具体的なタスク管理術やご自身の障害特性への理解を深めるプログラム(自己理解)などを通じてあなたが安心して働き続けるための「あなただけのマニュアル」を一緒に作っていきます。
・茨城県水戸市、つくば市、ひたちなか市周辺にお住まいの方
・精神障害、発達障害、知的障害などにより働くことに困難を感じている方
・20代、30代、40代の方を中心に18歳から64歳までの幅広い年代の方が利用されています
障害者手帳をお持ちでない方もご利用いただけますので、まずはお気軽にご相談ください。
あなたからのご連絡を、スタッフ一同心よりお待ちしております。
作業療法士 大石 純







