人のちょっとしたところが気になってイライラ。ストライクゾーン狭めな私のライフハック
こんにちは!
茨城県の水戸市とつくば市にある就労移行支援事業所ブルームのブログ担当です。
日増しに寒さが募ってまいりましたが、いかがお過ごでしょうか。
さて、お仕事中や日常生活でこんな風に感じていませんか?
「同僚の貧乏ゆすりや、独り言がどうしても耳障りで...」
「キーボードを強く叩く音や、ペンのカチカチいう音が気になって集中できない」
「相手のちょっとしたマナー違反や、曖昧な言い方が許せない」
「『どうして自分は、こんなに細かいことが気になるんだろう』と自己嫌悪...」
水戸市、つくば市、ひたちなか市周辺で、障害(特にASDやHSP、強迫性障害など)の特性により感覚が過敏だったり、ルールや「こうあるべき」という正義感が強かったりして、他人の「ちょっとしたこと」にイライラしてしまう...と悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。
この記事では、そんなあなたの「イライラ」をあなたのせいだと責めるのではなく、その素晴らしい「感受性」と上手に付き合いながら、あなたが楽になるための「ライフハック」を3つご紹介します!
「気になる!」を上手にやり過ごす3つのライフハック
まず大前提として、細かいところに気がつけるというのは本来「仕事が丁寧」「誠実である」というとても素晴らしい強みです。
目標は、その強みを消すこと(=気づかなくすること)ではありません。
気づいた後の「イライラ」というストレスを上手に手放す(スルーする)技術を身につけることです。
① ライフハック1:「物理的なバリア」で情報をシャットアウトする
【ポイント】「見ない」「聞かない」工夫でまずは自分を守る
感覚過敏(聴覚過敏・視覚過敏など)がある場合、あなたの「イライラ」は根性論ではなく情報が脳に刺さってくるような「痛み」に近いものです。
わがままだと思わずに、まずは自分を守る「物理的なバリア」を試してみましょう。
〇聴覚対策: 職場で許可が取れるなら、ノイズキャンセリングイヤホンや耳栓は最強の味方です。それが難しい場合でも、上司に「集中するために、静かなBGMを流しても良いか」と相談してみる価値はあります。
〇視覚対策: 視界に入る情報が気になるなら、上司に相談し席の配置を壁際に変えてもらう、デスクに小さなパーティションを置かせてもらう、PCメガネをかけるだけでも、刺激はかなり軽減されます。
② ライフハック2:「変えられること」と「変えられないこと」を仕分ける
【ポイント】ストレスの原因は相手の行動ではなく「相手を変えようとすること」
私たちがイライラする時、その多くは「相手をコントロールできない」ストレスです。
一度、その「気になること」を仕分けてみましょう。
【変えられないこと】= 諦める・手放す対象
例:他人の癖(貧乏ゆすり、咳払い)、話し方のクセ、価値観など
→ これらは「変えよう」と思うほどストレスになります。上記①の物理バリアで自分の世界からシャットアウトしましょう。
【変えられること】= 行動・相談する対象
例:自分の行動、自分の考え方、職場の明確なルール
→ もし、あなたのイライラが「個人の癖」ではなく「会議にいつも5分遅刻してくる」といった明確なルール違反であるなら、それはあなたのストライクゾーンの問題ではありません。
れっきとした「業務上の課題」として、上司に相談しましょう。
③ ライフハック3:自分の「べき論」を「まぁ、いっか論」に緩めてみる
【ポイント】あなたの「常識」や「100点」は唯一の正解ではないかも
あなたはとても誠実な方だからこそ、「仕事はこうあるべきだ」「常識的にこうすべきだ」という高い基準(100点)を持っています。
でも、世の中には「60点でもOK」という基準でリラックスして生きている人もたくさんいます。
・「べき論」:「挨拶は必ずこちらを見て言うべきだ!」
・「まぁ、いっか論」:「あの人は今忙しくてたまたま言えないだけかもな。まぁ、いっか」
相手にあなたの「100点」を求めるのをやめ、「そういう人もいるんだな」と心の中でそっと距離を置く。
これは、何よりもあなた自身が他人に振り回されずに楽になるためのとても大切な練習です。
ブルームであなたの「感受性」を「強み」に変える練習をしませんか?
いかがでしたでしょうか。
あなたの「気がつきすぎる」才能は、ミスを防ぎ、仕事を丁寧に進めるための「強み」です。
その強みから生まれるストレスと上手に付き合い、管理する技術(ストレスマネジメント)を身につければあなたは「イライラしやすい人」から「仕事が丁寧で、安定している人」に変われます。
私たち就労移行支援事業所ブルームでは「自己理解」のプログラムを通じてご自身の感覚過敏やこだわりの特性を客観的に知り、その対処法をスタッフと一緒に見つけていくサポートをしています。
・茨城県水戸市、つくば市、ひたちなか市周辺にお住まいの方
・精神障害、発達障害、知的障害などにより、働くことに困難を感じている方
・20代、30代、40代の方を中心に18歳から64歳までの幅広い年代の方が利用されています
障害者手帳をお持ちでない方もご利用いただけますので、まずはお気軽にご相談ください。
◎見学や個別相談は無料です。
あなたからのご連絡を、スタッフ一同心よりお待ちしております。
作業療法士 大石 純







