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ついつい「正しいこと」にこだわって正論をぶつけてしまう。そんな誠実なあなたが生きやすくなるコツ

こんにちは!
茨城県の水戸市とつくば市にある就労移行支援事業所ブルームのブログ担当です。
木枯らしが吹き始め、冬の気配を感じる季節となりましたがいかがお過ごしでしょうか。

さて、お仕事や日常生活の中でこんな風に悩んだことはありませんか?

「ルールが守られていないとどうしても気になってしまう...」
「『それは間違っている』『こうあるべきだ』と、つい正論を言ってしまう」
「良かれと思って指摘したのに相手に嫌な顔をされたり、『堅苦しい人だ』と距離を置かれたり...」

水戸市、つくば市、ひたちなか市周辺で、障害(精神・発達・知的障害など)の特性により「正しさ」や「ルール」を人一倍大切に思うがゆえに、こうした人間関係のすれ違いに悩んでいる方もいらっしゃるかもしれません。

あなたのその「誠実さ」や「正義感」は、本来とても素晴らしい強みです。
この記事では、その強みを失うことなく人間関係をより円滑にし、あなた自身がもっと生きやすくなるための「伝え方」のコツを3つご紹介します。

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なぜ「正論」だけではうまくいかないのか?
まず知っておきたいのは、「人は『理屈』だけで動いているわけではない」ということです。
多くの場合、人は「感情」で物事を感じ、その後に「理屈」で納得します。

あなたがどれほど「正しいこと」を言っていても、それを真正面からぶつけられると相手は「攻撃された」「自分を否定された」と感情的に反発してしまいます。
そうなると、たとえ理屈で負けると分かっていても意地になってあなたの意見を受け入れられなくなってしまうのです。

仕事の目的は相手を「論破すること」ではなく、「良い関係性を築き、協力して成果を出すこと」ですよね。
そのために、あなたの「正しさ」を「伝わる優しさ」に変えるコツを見ていきましょう。

① コツ1:まず、相手の「事実」や「気持ち」を受け止める
【ポイント】「正しさ(Right)」の前に相手の「状況(Fact)」を認める

「それは違う!」と否定から入る(Youメッセージ)のではなく、まずは「私はこう思う」と伝える(Iメッセージ)ことが基本です。
その第一歩として相手がなぜそうなったのかの「事実」や「気持ち」を一度受け止めてみましょう。

・悪い例:「そのやり方は非効率です。間違っています」
・良い例:「なるほど、〇〇さんは今そのように進めているんですね。(←まず受け止める)もしよろしければ私はこうするともっと早くなるかなと思ったのですが、この方法はいかがでしょう?(←Iメッセージで提案)」

「一旦、受け止めてもらえた」という安心感が相手があなたの言葉に耳を傾ける余裕を生みます。


② コツ2:「100点」を目指さず、「妥協点」を探る
【ポイント】あなたの「正解」が唯一の「正解」とは限らない

あなたの言う「正しさ」は、ルールや効率の面では100点満点かもしれません。
しかし、職場では「完璧な正しさ」よりも「チームの和」や「ひとまず前に進めること」が優先される場面も多くあります。

「絶対にこうあるべきだ!」と固執するのではなく、「今回は、このくらい(60点)で手を打つのも一つの手かもしれない」「相手のやり方にも、何か理由があるのかもしれない」と、「妥協点」や「折衷案」を探る姿勢を見せることが大切です。


③ コツ3:その「正しさ」、今ここで言う必要があるかを考える
【ポイント】「言わない」という選択も立派なスキルです

これが一番難しく、一番大切なコツかもしれません。
その「正しさ」は今、ここで、あなたが指摘しなければならないほど重要なことでしょうか?

・そのミスは、全体の成果に影響する「致命的な問題」ですか?
・それとも、単なる「個人のやり方の違い」や「些細な間違い」ですか?

指摘することで場が気まずくなり、相手が萎縮してしまうデメリットの方が大きい場合、あえて「言わない(スルーする)」という判断も人間関係を円滑にするための非常に高度で優しいスキルなのです。


ブルームであなたの「誠実さ」を「強み」に変える練習をしませんか?
いかがでしたでしょうか。
あなたの「正しさ」や「誠実さ」は、ルールを守り、仕事を正確に進める上で欠かせない、素晴らしい才能です。
その才能に、「相手を思いやる伝え方」というクッションを一枚加えるだけで、あなたは「堅苦しい人」から「信頼できる誠実な人」へと見え方が大きく変わるはずです。

私たち就労移行支援事業所ブルームでは、こうしたコミュニケーションの「型」を学ぶアサーティブコミュニケーション講座などを通じて、あなたの素晴らしい「強み」を職場で活かす練習をスタッフが一緒にサポートします。

・茨城県水戸市、つくば市、ひたちなか市周辺にお住まいの方
・精神障害、発達障害、知的障害などにより働くことに困難を感じている方
・20代、30代、40代の方を中心に18歳から64歳までの幅広い年代の方が利用されています

障害者手帳をお持ちでない方もご利用いただけますので、まずはお気軽にご相談ください。

◎見学や個別相談は無料です。

あなたからのご連絡を、スタッフ一同心よりお待ちしております。

作業療法士 大石

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