【体験記】「就職後3か月」の正直な気持ち。慣れてきたようで、まだ慣れていない定着初期の揺らぎ
こんにちは。
茨城県の水戸市、つくば市周辺で就労支援を行っている「ブルーム」のブログ担当です。
7月12日、日曜日。
以前のブログでは、念願の「就職が決まった日」の喜びや、初出勤に向けた準備についてお話ししました。今回はそこから少し時間を進めて、ブルームを卒業し、実際に企業で働き始めてから誰もが一度は通るステップ「就職後3か月目」のリアルな舞台裏をお届けします(^^)
新しい職場で働き始めて3か月ほど経つと、こんな心の揺らぎ(サイン)が出てくることはありませんか?
「仕事の一通りの流れは分かってきたけれど、毎日なんだか異常に疲れる......(>_<)」
「最初の頃より緊張は抜けたはずなのに、最近なぜか小さなミスが増えてしまって落ち込む」
「周囲の先輩たちが優しく接してくれるのに、ふとした瞬間に『本当にここで働き続けられるのかな』と強い不安に襲われる」
実は、この「就職して3か月目」というのは、障害特性やメンタルの波を持つ方にとって、非常に大きな心の転換点(エネルギーの端境期)になります。
「自分の頑張りが足りないのかな」「やっぱり働くのは向いていなかったのかも」と一人で焦る必要はまったくありません。なぜこの時期に心が揺らぐのか、その仕組みと等身大のセルフケアを整理してみましょう。
◆ 3か月目にやってくる「心の衣替え」の正体
なぜ、就職して3か月が経ったタイミングで不調や不安が出やすくなるのでしょうか。そこには「脳のバッテリー」に関する明確な理由があります。
(1) 「緊張の麻酔」が完全に切れる時期
就職して最初の1〜2か月間は、誰しも「新しい環境で失敗できない!」という強い緊張感(アドレナリン)の中にいます。いわば、脳に麻酔がかかって疲れを感じにくくなっている状態です。
3か月目に入り、職場の風景や通勤ルートに少しずつ慣れてくると、その張り詰めていた糸がプツンと緩み、これまで2ヶ月間必死に耐えて溜め込んできた疲労が一気に表面化します。これが「最近なんだか無性に体が重い」という現象の正体です。
(2) 「理想」と「現実」のギャップが見えてくる
入社直後は目の前の作業をこなすだけで精一杯ですが、3か月経つと周囲の様子が客観的に見えてくるようになります。
「思っていたよりスピードを求められる業務だな」「あの先輩の話し方、ちょっと苦手かもしれないな」といった、事前のイメージと実際の現場との小さなズレが少しずつ脳のストレス(ノイズ)として蓄積し、不安を膨らませてしまうのです(^^)
(3) 周囲からの「配慮や見守り」が少しずつ自立へと移行する
会社側も、最初の1〜2か月は「新入社員だから」と手厚く見守ってくれますが、3か月ほど経つと「そろそろ一人でできるかな」と、徐々に通常の業務指示へと切り替わっていきます。この「見守りの枠」から一歩外へ出る瞬間、私たちは「急に見放されたような寂しさ」や「強いプレッシャー」を感じやすくなります。
◆ 3か月目の揺らぎを乗り切るための「2つの処方箋」
この時期のモヤモヤは、あなたが成長しているからこそ起きる「順調な通過点」です。次の工夫で、心のバッテリーを上手に守ってあげましょう。
【処方箋1】 自分の出来栄えを「60点」に設定し直す
慣れてきた時期だからこそ、「もっと完璧にやらなきゃ」「先輩に認められなきゃ」と自分で自分に高いハードルを課してしまいがちです。
3か月目は、まだまだ「お仕事の練習期間」の真っ最中。ミスをしたとしても、「3か月目でこのミスに気づけて良かったな(^^)」と捉え、あえていつもより少し出力を落とした「60点の安定飛行」を心がけましょう。
【処方箋2】 「ブルームの定着支援」に本音をぶちまける
職場の先輩や上司には、「毎日すごく不安です」「実は疲れています」とはなかなか言えないものですよね。だからこそ、ひとりで抱え込まない仕組みが必要です。
ブルームでは、卒業して就職した皆さまのもとへスタッフが定期的に会いに行く「就労定着支援」を行っています。職場の人間関係の愚痴、体調の不安、仕事の詰まりポイントなど、何でも等身大の言葉でスタッフに吐き出してください。私たちが会社との間に入り、業務量や配慮の再調整を優しくサポートします。
◆ ブルームは「就職したその先」もずっと味方です
いかがでしたでしょうか。
「今まさに新しい職場で3か月目を迎えていて、毎朝会社に行くのが辛い......(>_<)」
「これから就職活動を始めるけれど、採用された後に自分が本当に続けていけるか心配」
就労移行支援事業所ブルームでは、水戸、つくばの各教室において、皆さまのゴールを「就職すること」だけには設定していません。本当に大切なのは、「就職したその先、お給料をもらいながら、あなたらしく穏やかに笑顔で働き続けられること(職場定着)」だと考えているからです。
・在学中から、就職後に起こりうる「3か月目の体調変化」をシミュレーションし、自分なりのSOSの出し方を身につけるセルフケア訓練。
・就職後も、月1回以上の定期的な面談や企業訪問を通じて、あなたの心のバッテリーの残量を客観的に見守る安心の定着支援プログラム。
・「慣れてきたからこそ、もう一度マニュアルを確認したい」といった、実務の相談にも丁寧に寄り添う卒業生向けのフォロー体制。
私たちの教室は、あなたを社会へ送り出して終わりにする場所ではありません。「働き始めてから心や体が揺らぐのは当たり前」という前提に立ち、どんな波が来ても、私たちの手を握りながら一歩ずつ乗り越えていく技術を、ずっと一緒に支えていく場所です。
日曜日の午後。明日からの仕事や訓練に向けて少し胸がザワついている卒業生の皆さんも、現在教室で頑張っている皆さんも、まずは温かいお茶を飲んで、今日一日のんびり過ごすことに全力を注いでくださいね。
皆さまがどこにいても、自分らしいペースで歩んでいけるよう、スタッフ一同いつもすぐ傍で応援しております。
■ 茨城県水戸市、つくば市周辺にお住まいの方
■ 精神障害、発達障害、知的障害などにより、働くことに困難を感じている方
まずはお気軽にご相談ください。
◎見学や個別相談は無料です。
あなたからのご連絡を、スタッフ一同心よりお待ちしております。







