【障害特性】「急な予定変更」にフリーズしない。見通しが崩れたときの脳のスイッチの切り替え方
こんにちは。
茨城県の水戸市、つくば市周辺で就労支援を行っているブルームのブログ担当です。
7月28日、火曜日。
日々の訓練や職場で、あるいはプライベートの予定の中で、こんな風に頭の中がパニックになってしまった経験はありませんか?
・今日やるはずだった作業が、急に「別の仕事を優先して」と変更されて戸惑う
・いつも通っている通勤電車のルートが遅延してしまい、どう動けばいいか分からず駅で立ち尽くしてしまう
・良かれと思って進めていた手順を「次からはこのやり方で変えてみて」と言われ、強い拒絶感や不安を感じる
これまでのブログでは、締め切りに焦らないための逆算スケジュールの手順についてお話ししてきました。しかし、どれほど完璧な計画(見通し)を立てていても、仕事の現場では「急な予定変更」や「想定外のトラブル」が必ず発生します。
特に発達障害や精神障害の特性をお持ちの方の中には、頭の中でカチッと組み立てた予定が崩れた瞬間、脳に強いストレスがかかってフリーズ(処理落ち)してしまったり、強い不安に襲われたりする方も少なくありません。
見通しが変わることにストレスを感じるのは、あなたの柔軟性が足りないからではありません。脳の「予定を切り替えるスイッチ(認知の柔軟性)」が、急な変化に驚いて一時的に固まっているだけなのです(^^)
今回は、急な変更があってもパニックにならず、心をフワッとラクに保ちながら次の行動へ移るための3つのステップをご紹介します。
◆ 脳のパニックを静める「3つのスイッチ切り替え術」
予定が急に変わったら、慌てて新しい作業に飛び込む前に、次の手順で頭の中を整理してあげましょう。
(1) 10秒間、動きを止めて「予定が変わった事実」だけを認める
急な変更を告げられた瞬間、脳は「前の予定」と「新しい予定」の板挟みになってパニックを起こします。
まずは受話器を持ったまま、あるいはデスクに座ったまま、一度「深呼吸」をして、頭の中で「よし、今までの予定はここでリセットされたんだな」と言葉にして受け止めましょう。前の予定への未練をきっぱりと手放す時間(数秒の空白)をあえて作ることが、脳のフリーズを解除する特効薬になります。
(2) 「古い予定」のメモを物理的に消す
頭の中だけでスケジュールを切り替えるのが難しいときは、視覚の力を借ります。
手帳やタスク管理シートに書いてあった「元々の予定」の上に、思い切って赤ペンで横線を引いて消してしまいましょう。または、新しい予定を別の色の付箋に書いて、古い予定の上にペタッと重ねて貼り付けます。
目に見える形でスケジュールが上書きされることで、脳は視覚的に「あ、もう古い予定のことは考えなくていいんだな」と納得し、新しい行動にフォーカスしやすくなります(^^)
(3) 変更後の「最初の一歩」だけを周りに確認する
予定が変わると、「これからどうなってしまうんだろう」と全体の未来が見えなくなって不安が膨らみがちです。
そんなときは、全体のスケジュールをすべて一人で組み立て直そうとせず、次の「最初のアクション」だけを上司やスタッフに確認しましょう。
「変更の件、承知いたしました。それでは、まずは〇〇の書類の入力から手を付ければよろしいでしょうか?」
このように、次の一歩のゴールだけをピンポイントでハッキリさせることで、見通しが再びクリアになり、安心して作業を再開することができます。
◆ ブルームは「予定が変わっても焦らない練習」をする場所です
いかがでしょうか。
「急に変更されると、ついイライラしたり、悲しい気持ちになったりして引きずってしまう」
「パニックになったとき、周囲にどうヘルプを出していいか分からない」
就労移行支援事業所ブルームでは、水戸、つくばの各教室において、皆さまが就職した後に「職場の臨機応変な動き」に疲れてしまわないよう、日々の通所やプログラムの中に少しずつ変化を取り入れる工夫を行っています。
・訓練のプログラム中に、あえてスタッフから「今から15分間、別のグループワークに移りましょう」といった、安心の環境で切り替えを試すステップアップワーク。
・個別面談を通じて、皆さまが「どんな変更(時間の変更、手順の変更、場所の変更など)に一番ストレスを感じやすいか」を一緒に分析するトリセツ作り。
・実際の職場を想定し、変更指示に対して「急な変更で少し混乱してしまったので、メモに書き出してもよろしいですか?」と、自分のペースを守るための相談・コミュニケーション練習。
私たちの教室は、どんな変化にもノーダメージで即座に対応できる完璧な人間を目指す場所ではありません。「予定が変わるのは当たり前」という前提をゆるやかに持ちながら、変わったときには一度立ち止まり、メモや周囲の力を借りて、自分の等身大のペースで新しく歩みを進めていく技術を身につける場所です。
7月28日の火曜日。もし明日からの訓練や生活の中で、ちょっとした予定のズレや変更があったら、まずは「よし、リセット!」と心の中で小さく呟いて、赤ペンを握ってみることから始めてみませんか。
皆さまが焦りのない、穏やかな一週間を過ごせるよう、スタッフ一同心より応援しております。
■ 茨城県水戸市、つくば市周辺にお住まいの方
■ 精神障害、発達障害、知的障害などにより、働くことに困難を感じている方
まずはお気軽にご相談ください。
◎見学や個別相談は無料です。
あなたからのご連絡を、スタッフ一同心よりお待ちしております。







