失敗について
茨城県水戸市にあります就労移行支援事業所ブルームです。
ブルームでは様々な相談に応じております。
当事業所の利用についての相談はもちろんですが、当事業所を利用するかどうかは置いておいて、仕事や生活、そして人生や自分の価値観ついての相談を受けることもあります。
いち専門職として「ブルーム・Epsylonに関われて良かった」と思っていただける方が一人でも多くいれば良いと思っていたりします。
悩みを抱えていてなかなか相談できる人もいない状況ですと歩みが止まってしまします。
歩みが止まると、判断する材料が減って考えが進まなくなるようです。
考えが進まなくなると状況が良くならないか悪くなることもあるわけですが、一人で助けを求められずにいるとどうしたらよいかわからなくなる、と言うこともありますよね。
失敗するのが不安で心配、心配して恐怖感が強まる、恐怖感が強くなって行動できなくなる、行動できないから「やってみればわかる」ことが分からない、考える材料が少ないからわからない、わからないから不安が強まる・・・といった悪循環に陥りがちです。
確かに、主観的に失敗って怖いものだと思います。
特に、失敗したことを他の人から指摘された上にきつ~く灸を据えられた経験をすると、「もう失敗したくない」と思うと思います。
そして、場合によっては「失敗したことを見つかりたくない」「失敗を隠したい」「失敗して怒られるくらいなら何もしない方が良い」と変わっていくこともあるかもなぁと思います。
実は、様々な相談をお受けしていて、この「失敗」は一つのキーワードなのではないかと感じています。
もちろん絶対に避けなければならない失敗はありますが、もう少し前向きに失敗を考えられないかと思ったりします。
そこで調べてみると、「失敗学」なるものがあるようです。
失敗学では「人間は失敗するもの」ということを前提に様々な議論がなされています。
失敗は「入力」「思考」「出力」の3段階で生じるということです。
すなわち、そのそれぞれの段階で起きやすい失敗を把握して準備をしておけば失敗は減りそうですね。
少し長くなってきました。続きは次の機会にしたいと思います。
「失敗学」はブルームを利用されている方にもためになる学問だと思いますので、またその内容、私が学んだことをお伝えしていきたいと思います。