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【コラム】「暑さに弱い自分」を責めない。体温調節と脳疲労の関係を知るだけで変わること

こんにちは。
茨城県の水戸市、つくば市周辺で就労支援を行っている「ブルーム」のブログ担当です。
7月5日、日曜日。

本格的な夏を迎え、じわじわと照りつける日差しが強くなってきましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
この時期、教室への通所や毎日の生活の中で、こんな風に自分を責めて落ち込んでしまうことはありませんか?

「朝から体がだるくて、周りの人のようにシャキシャキ動けない(>_<)」
「ちょっと暑い場所に出ただけで頭がぼんやりして、集中力が完全に切れてしまう」
「『これくらいの暑さ、みんな耐えているんだから』と無理をして、結局寝込んでしまう......」

以前のブログでは、夏バテを先手で防ぐための具体的な食事や水分補給のアプローチについてお話ししました。しかし、どれだけ対策をしていても、元々の体質や障害特性によって「どうしても暑さに人一倍弱い」という方はおられます。
そして真面目な方ほど、「暑さに負けてしまうのは、自分の気合や自己管理が足りないせいだ」と、認知の歪み(自分を責める思考のクセ)に陥りがちです。

結論からお伝えします。暑さに弱いのは、あなたの心の持ちようのせいでは絶対にありません。
人間の体の仕組み、そして脳の疲労のメカニズムを知ることで、「あ、私のせいじゃないんだ」と心を少しラクにしてみませんか(^^)

◆ 暑さで頭が働かなくなる「脳疲労」のメカニズム
なぜ、気温が上がるだけで私たちの心と体はこれほどまでに消耗してしまうのか、その理由を脳科学の視点からひも解いてみましょう。

(1) 自律神経が「24時間フル稼働」で体温を下げようとしている
人間の脳の奥深くには、体温を常に一定に保つための「司令塔(視床下部)」があります。気温が高くなると、脳は自律神経を通じて「汗を出せ!」「血管を広げて熱を逃がせ!」と、休むことなく命令を出し続けます。
つまり、あなたが部屋でじっと座っているだけの瞬間でも、あなたの自律神経はマラソンを走っているときと同じくらい激しくエネルギーを消費しているのです。動いていないのに疲れるのは、この自律神経のオーバーヒートが原因です。

(2) 脳の安全装置が働き、一時的に「ブレーカー」が落ちる
パソコンやスマートフォンが熱を持つと、フリーズしたり動きが遅くなったりしますよね。人間の脳も全く同じです。
自律神経の酷使によって脳に熱がこもると、脳は大切な神経細胞を守るために、強制的に活動スピードを落とす安全装置(ブレーカー)を働かせます。これが、暑いときに感じる「頭がぼんやりする」「思考がまとまらない(ブレインフォグ)」の正体です。つまり、脳があなたを守るために「あえて省エネモードにしてくれている」のです(^^)

(3) 障害特性(感覚過敏や体温調節の苦手さ)による影響
発達障害や精神障害の特性をお持ちの方の中には、自律神経の働きに生まれつき偏りがあり、「上手に入眠できずに睡眠不足になりやすい」「汗をかいて体温を下げるコントロールが苦手」という方が少なくありません。また、肌にまとわりつく汗の不快感や、夏のギラギラした強い光が「過剰なストレス刺激(感覚過敏)」となり、定型発達の方の数倍のエネルギーを消費してしまうことも分かっています。

◆ 「50点の自分」にハナマルをあげる認知のレッスン
暑さに弱い理由が「自律神経や脳の仕組みのせい」だと分かれば、とるべき対策は根性を出すことではなく、「自分のハードルを優しく下げてあげること」だと気づけます。

夏の間は、「いつも通りに完璧にこなせる自分」を100点満点にするのを一度やめてみましょう。
「朝、事業所の椅子に座れただけで80点」「しんどい時に『ちょっと休ませてください』と言えたら100点満点!」というように、夏仕様の柔軟な合格ラインを自分の中に作ってあげるのです。

「暑くて動けない自分」を責めるエネルギーを、「どうやって涼しい場所で自分をいたわるか」というセルフケアのエネルギーに変えていきましょう(^^)

◆ ブルームは「夏をサボらず、上手にいなす技術」を学ぶ場所です
いかがでしたでしょうか。
「頭では分かっていても、周りと比べて『自分はダメだ』と焦ってしまう(>_<)」
「自分の暑さへの弱さに合わせた、個別の防衛策を見つけたい」

就労移行支援事業所ブルームでは、水戸、つくばの各教室において、皆さまが「自分の取扱説明書(トリセツ)」を更新し、どんな季節でも過度な自己嫌悪に陥らずに活動できるよう、丁寧なカウンセリングを行っています。

・「暑さで頭が回らない日」のための、脳に負担の少ないシンプルなデータ入力や、手順が可視化されたマニュアル作業への訓練メニューの切り替え調整。
・個別面談を通じて、皆さまの「自分を責めてしまう思考のクセ(認知の歪み)」をスタッフと一緒に書き出し、心をラクにする捉え方に修正していく認知行動療法のワーク。
・実際の職場を想定し、体調が優れないときに「本日は暑さによる体調不良のため、作業ペースを少し落として確実に進めます」と、上司に等身大の報告をするコミュニケーション練習。

私たちの教室は、夏の暑さにびくともしない鉄人のような人を育てる場所ではありません。「あ、今は脳のブレーカーが落ちかかっているな」と自分の状態を客観的に認め、自分の波を優しく受け入れながら、周囲と調和して長く働き続ける技術を身につける場所です。

日曜日の今日。残りの時間はエアコンを心地よい温度に設定し、冷たい麦茶でも飲みながら、「今日もよく乗り切ったな」とご自身をたくさん労ってあげてくださいね。
皆さまが焦りのない、穏やかな時間を過ごせるよう、スタッフ一同心より応援しております。

■ 茨城県水戸市、つくば市周辺にお住まいの方
■ 精神障害、発達障害、知的障害などにより、働くことに困難を感じている方

まずはお気軽にご相談ください。
◎見学や個別相談は無料です。
あなたからのご連絡を、スタッフ一同心よりお待ちしております。

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