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【障害特性】夏の「感情コントロール」が難しくなる理由。熱・睡眠不足・イライラの連鎖

こんにちは。
茨城県の水戸市、つくば市周辺で就労支援を行っている「ブルーム」のブログ担当です。
7月6日、月曜日。新しい一週間が始まりましたね。

本格的な夏の陽気となり、外を少し歩くだけでも体力が奪われる季節になりました。この時期、日々の訓練や私生活の中で、自分の「心」にこんな変化を感じることはありませんか?

「いつもなら受け流せるスタッフのひと言に、妙にイライラして突っかかってしまう(>_<)」
「ちょっとした作業のミスで激しく落ち込んだり、急に涙が出そうになったりして感情の波が激しい」
「周囲の人が立てる物音や話し声に対して、いつも以上にトゲトゲした気持ちを抱いてしまう......」

以前、春先などの「季節の変わり目における感情のアップダウン」についてお話ししましたが、実は「夏特有の要因」によって感情のコントロールが難しくなる現象も存在します。

「夏になってから、なんだか自分が怒りっぽくなった気がする」「情緒が不安定で、周囲に優しくできない」と自分を責めてしまう必要はありません。気温の上昇と私たちの脳、そして感情には、切っても切れない深い関係があるのです。今回は、夏のイライラや気分の沈みが発生するメカニズムと、その連鎖を断ち切るためのセルフケアをお話しします(^^)

◆ 夏にイライラと不安が止まらなくなる「負の連鎖」
なぜ夏になると、私たちの感情のブレーキが効きづらくなってしまうのでしょうか。主な原因は3つの要素が複雑に絡み合うことにあります。

(1) 体温の上昇が、脳の「感情のブレーキ」を狂わせる
人間の脳の中には、怒りや不安といった感情を司る「扁桃体(へんたいたい)」と、それを冷静にコントロールする「前頭葉(ぜんとうよう)」があります。
体に熱がこもって脳がオーバーヒート状態になると、高度な理性を司る前頭葉の働きが一時的に低下してしまいます。その結果、普段なら隠しておけるはずのイライラや焦燥感が、ダイレクトに表面に出やすくなってしまうのです。

(2) 熱帯夜による「隠れ睡眠不足」が心を敏感にする
夏の夜は、エアコンをつけていても、タイマーが切れたり湿度が上がったりすることで、夜中に何度も目が覚める「中途覚醒」が起きがちです。
睡眠の質が落ちると、脳の疲れが取れないまま朝を迎えることになります。ワーキングメモリ(脳の処理容量)が朝から満タンに近い状態のため、日中の訓練や職場で少し想定外のことが起きただけで、すぐにキャパシティオーバー(パニックや怒り)を起こしてしまいます。

(3) 自律神経の乱れが「セロトニン」を激減させる
外の猛暑と、室内の冷房による「激しい温度差」を繰り返していると、体温を調節する自律神経が疲弊します。
自律神経が乱れると、心を穏やかに保つ脳内の神経伝達物質「セロトニン」の分泌が減少することが分かっています。セロトニンが不足することで、理由のない不安感に襲われたり、周囲の視線や音が過剰に気になったりする(感覚過敏の悪化)といった心の揺らぎが引き起こされます(^^)

◆ イライラの連鎖をその場で断ち切る「夏の即効レスキュー」
「あ、今自分は夏特有の要因でトゲトゲしているな」と気づいたら、感情に任せて行動する前に、物理的なアプローチで脳の温度を下げてあげましょう。

【レスキュー1】 手首や首の後ろを「物理的に冷やす」
イライラや焦りを感じたときは、お手洗いに立って保冷剤や冷たい水で濡らしたハンカチを、首の後ろや手首の内側に当ててみましょう。
太い血管が通っている場所を冷やすことで、効率よく脳へ行く血液の温度を下げることができます。脳の温度が下がると、前頭葉が冷静さを取り戻し、驚くほどスッとイライラが静まっていきます。

【レスキュー2】 「15分だけ」静かな場所で目を閉じる
感情の波が大きくなっているときは、脳が周囲の情報(光や音)を処理しきれずにパニックを起こしている合図です。
一度作業の手を止め、サングラスをかけるか、静かな休憩スペースなどで15分間目を閉じてみましょう。視覚からの刺激をシャットアウトするだけで、自律神経の興奮を落ち着かせることができます(^^)

◆ ブルームは「夏仕様の感情の逃がし方」を一緒に練習します
いかがでしたでしょうか。
「訓練中に急にイライラしてしまい、周囲の目が怖くなって通所が億劫になる......(>_<)」
「自分のイライラが夏のせいなのか、別の原因なのか分からなくてモヤモヤする」

就労移行支援事業所ブルームでは、水戸、つくばの各教室において、皆さまが夏の暑さによる感情の波に飲み込まれず、職場で安定した人間関係を築いていけるよう、日々の通所を通じてサポートを行っています。

・毎朝の面談で「昨日の夜はしっかり眠れましたか?」とスタッフが睡眠の状態を確認し、睡眠不足の日はあえて負荷の少ない個人作業にメニューを調整する個別カリキュラム。
・「今、少し暑さで頭がのぼせてしまっているので、5分ほど水分補給の休憩をいただきます」と、周囲に角を立てずに自分の状態を伝えるコミュニケーション訓練。
・個別面談を通じて、皆さまの「イライラのトリガー(引き金)」を一緒に整理し、夏場にそれを回避するための「自分専用の防衛ルール」を作るセルフケアワーク。

私たちの教室は、どんなに暑い日でも感情を1ミリも乱さない完璧な聖人を目指す場所ではありません。「夏は誰だってイライラしやすくなるもの」と体の仕組みを理解し、波が大きくなる前に上手にクールダウンして、自分と周囲を守る技術を身につける場所です。

月曜日の今日。もし少しでも心がザワついたら、まずは冷たいお水を一口飲んで、深呼吸をすることから始めてみませんか。
今週も、皆さまが自分のペースを大切に、穏やかな一週間を過ごせるよう応援しております。

■ 茨城県水戸市、つくば市周辺にお住まいの方
■ 精神障害、発達障害、知的障害などにより、働くことに困難を感じている方

まずはお気軽にご相談ください。
◎見学や個別相談は無料です。
あなたからのご連絡を、スタッフ一同心よりお待ちしております。

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