【障害特性】「人混みが辛い」夏のお出かけ。感覚過敏がある方の外出負荷を下げる工夫
こんにちは。
茨城県の水戸市、つくば市周辺で就労支援を行っている「ブルーム」のブログ担当です。
7月15日、水曜日。
7月も折り返し地点を迎え、街中では夏祭りやイベントのポスターを見かける機会が増えてきました。楽しそうな夏の雰囲気にワクワクする一方で、感覚過敏の特性をお持ちの方にとっては、この季節のお出かけにこんな切ない悩みを抱えることも多いのではないでしょうか。
「駅や商業施設の人混みに入った瞬間、熱気とガヤガヤした音で頭がクラクラしてしまう(>_<)」
「夏の強い日差しや、お店ごとの強烈な冷房の風に当たるだけで、異様に体力が削られる」
「せっかくのお休みなのに、外出時の刺激が怖くて家に引きこもりがちになってしまう......」
以前のブログでは、冬場のオフィスにおける感覚過敏対策や、春のまぶしい光、梅雨時期の汗や空調への対策など、季節ごとの「職場防衛・自己防衛」についてお話ししてきました。
今回は、その感覚過敏シリーズの夏編として、「プライベートでの夏のお出かけ時、脳にかかる過剰なストレス(負荷)を上手に下げる工夫」を整理してみましょう。
真面目な方ほど「これくらいの賑やかさ、我慢しなきゃ」と無理をしてしまいがちですが、大切なのは根性で耐えることではなく、道具や環境を工夫して「自分の五感を優しく守ってあげること」です(^^)
◆ 夏の外出負荷を下げる「3つの五感レスキュー」
夏の屋外や人混みは、脳への刺激(ノイズ)のオンパレードです。お出かけの際は、あらかじめ次の3つの盾(アイテム)を用意して、五感のボリュームを下げてあげましょう。
(1) 視覚のレスキュー:直射日光と人混みの「情報量」をカットする
夏のギラギラした太陽光だけでなく、人混みの中を歩くときは「動く人の多さ」「色とりどりの看板や服装」など、目から入る情報量が多すぎて脳が処理落ち(フリーズ)を起こしやすくなります。
そこでおすすめなのが、「UVカットの伊達メガネ」や「薄い色のサングラス」、そして「つばの広い帽子」です。視界をほんの少し遮る、あるいはトーンを暗くしてあげるだけで、脳に入ってくる情報量が剧的に減り、人混みの中でも驚くほど疲れにくくなります。
(2) 聴覚のレスキュー:街の騒音や「話し声のザワザワ」をマイルドにする
夏の駅構内やイベント会場は、足音や冷房の稼働音、人々の話し声が反響して、聴覚過敏の方にとっては頭痛の原因になります。
外出時は、周囲の音を遮断する「ノイズキャンセリング機能付きのイヤホン」や「音楽用の耳栓(イヤープロテクター)」をカバンに忍ばせておきましょう。完全に無音にしなくても、周囲のトゲトゲした騒音の角が丸くなるだけで、安心感がまったく違いますよ(^^)
(3) 触覚・体温のレスキュー:汗のベタつきと「冷房の刺激」をその場でリセット
「自分の汗が肌にまとわりつく感触が苦手」「お店に入った瞬間の冷風が痛く感じる」というのも、立派な感覚過敏のサインです。
お出かけの際は、お気に入りの素材の汗拭きシートや、通気性の良い着替えのTシャツを1枚持っておくと安心です。また、強すぎる冷房から肌を守るために、「薄手のUVカットパーカー」や「リネンのカーディガン」をサッと羽織れるようにしておくことで、急激な温度変化による自律神経のパニックを防ぐことができます。
◆ ブルームは「自分のトリセツ」を安心して試せる場所です
いかがでしたでしょうか。
「お出かけ中に体調が悪くなったらどうしよう、と考えるだけで緊張してしまう......(>_<)」
「自分にどんな感覚過敏があるのか、まだ上手に見極められない」
就労移行支援事業所ブルームでは、水戸、つくばの各教室において、皆さまが就職した後に「通勤途中やオフィスでの五感の刺激」に潰されてしまわないよう、日々の訓練を通じて自分だけの取扱説明書(トリセツ)を作るサポートを行っています。
・教室でのパソコン訓練や座学の際に、あえてサングラスやノイズキャンセリングイヤホンの着用を試し、自分に合う防衛グッズを見つける環境調整ワーク。
・個別面談を通じて、「どんな場所、どんな時間帯に疲れが出やすいか」をスタッフと一緒に振り返り、無理のない通所(通勤)ルートをシミュレーションするカリキュラム。
・実際の職場を想定し、周囲に「感覚過敏の特性があるため、作業中に耳栓を使用してもよろしいでしょうか」と、適切な配慮を申し出るコミュニケーションの練習。
私たちの教室は、過酷な環境に無理やり身を置いて、感覚を麻痺させる場所ではありません。「自分の五感の敏感さを大切な個性として認め、道具や周囲の力を借りながら、人混みや夏の日差しを上手にいなして、安心して社会の中で活動していく技術」を身につける場所です。
7月15日の水曜日。もし今週末にお出かけの予定があるなら、まずはカバンの中に、お気に入りのサングラスやイヤホンをポンと入れておくことから、夏のセルフケアを始めてみませんか。
皆さまが自分らしいペースで、心地よい毎日を過ごせるよう、スタッフ一同心より応援しております。
■ 茨城県水戸市、つくば市周辺にお住まいの方
■ 精神障害、発達障害、知的障害などにより、働くことに困難を感じている方
まずはお気軽にご相談ください。
◎見学や個別相談は無料です。
あなたからのご連絡を、スタッフ一同心よりお待ちしております。







