【コラム】「頑張るのをやめた」のに、むしろうまくいった。力を抜く技術の話
こんにちは。
茨城県の水戸市、つくば市周辺で就労支援を行っている「ブルーム」のブログ担当です。
7月16日、木曜日。
一週間の後半に入り、夏の暑さも手伝って「なんだかもう、体力のバッテリーが切れかかっている......」と感じている方はいらっしゃいませんか?
「もっと効率よく課題を進めなきゃいけないのに、頭が回らない(>_<)」
「周りの人のように、いつでも100%の力で完璧にこなせるようになりたい」
「少しでも手を抜くと、自分がサボっているような気がして罪悪感がある......」
以前のブログでは、限界を迎える前に「体調のサイン(SOS)を見逃さないこと」についてお話ししました。今回はそこからさらに一歩進めて、限界を察知したときに「あえて意気込んで頑張るのをやめ、上手に力を抜くことで、むしろ成果や体調が上向いていくメカニズム」について考えてみましょう。
真面目で責任感が強い方ほど、「常に100%の力(全力疾走)で走り続けなければならない」という思い込みに縛られがちです。しかし、実はビジネスの現場で長く安定して活躍している人ほど、常に「6割〜7割の力」で余力を持って動く「力を抜く技術(脱力スキル)」を身につけているのです(^^)
◆ なぜ力を抜くと、パフォーマンスが上がるのか?
「頑張るのをやめる」というのは、決して仕事を投げ出したり、サボったりすることではありません。科学的・心理学的に見ると、次のようなポジティブな変化が生まれます。
(1) 脳の「ワーキングメモリ(処理容量)」にゆとりが生まれる
「完璧にやらなきゃ!」「間違えたらどうしよう」とガチガチに緊張しているとき、私たちの脳はその「不安やプレッシャー」を処理するためだけに、膨大なエネルギーを消費してしまいます。
「まあ、間違えても後から直せばいいか(^^)」と良い意味で諦めて力を抜くと、不安に使われていた脳の容量が解放され、本来の集中力や作業スピードが自然と発揮できるようになります。
(2) 視野が広がり、周囲のサポートに気づけるようになる
ひとりで100%の力を出し切ろうと必死になっているときは、視野が狭くなり、自分の机の上しか見えなくなってしまいます。
自分の出力を7割程度に抑えて「心の余白」を作っておくことで、初めて「あ、この手順は隣のスタッフに確認した方が早いな」「ちょっと疲れが溜まってきたから、1分だけ目を閉じよう」といった、大崩れを防ぐための正しい客観的な判断ができるようになります。
◆ 今日からできる、意識的な「脱力レッスン」2選
「力の抜き方が分からない」という方は、次の2つの具体的なアクションで、心と体のギアを少し下げてみましょう。
【レッスン1】 作業を始める前に「これは60点合格!」と声に出してみる
訓練の課題や仕事に取り組む際、心の中で「今日の目標は60点!」と決めてしまいます。
文字のフォントが少しズレていても、時間が予定より少しかかっても、全体の流れが間違っていなければ「今日の私は大成功!」と、自分の中の合格ラインを優しく下げてあげる練習です(^^)
【レッスン2】 物理的に「息を吐ききり、肩をストンと落とす」
心と体は繋がっています。頑張りすぎているときは、無意識に奥歯を噛み締め、呼吸が浅くなり、肩にギューッと力が入っています。
気づいたときに、口から「ふぅーーーっ」と大きく息を最後まで吐き出し、同時に両肩の力を一気にストンと抜いてみましょう。体の緊張が緩むと、脳の戦闘モード(交感神経)にブレーキがかかり、リラックスした状態を取り戻すことができます。
◆ ブルームは「無理のない巡航速度」を一緒に見つける場所です
いかがでしたでしょうか。
「力を抜くのが怖くて、どうしても最初から全力で突っ走ってしまう......(>_<)」
「自分にとっての『7割の頑張り』がどれくらいなのか、感覚が掴めない」
就労移行支援事業所ブルームでは、水戸、つくばの各教室において、皆さまが「頑張りすぎて燃え尽きる」という悪循環を乗り越え、職場で息長く活躍できるよう、日々の訓練を通じてサポートを行っています。
・「今日の作業は、あえていつもよりスピードを落として、リラックスして丁寧に入力してみましょう」など、出力のコントロールを実践するペース配分訓練。
・個別面談を通じて、皆さまの「〜しなければならない」という完璧主義の考え方のクセを一緒に整理し、心をラクにする捉え方に整えていくメンタルワーク。
・実際の職場を想定し、体調に合わせて「本日は少しペースを抑えて、確実性を重視して作業を進めます」と、上司(スタッフ)に等身大の相談をするコミュニケーション練習。
私たちの教室は、どんな過酷な状況でも24時間100%の力を出し続けられる鉄人を育てる場所ではありません。「あ、今はちょっと力が入りすぎているな」と自分で気づき、上手にアクセルを緩めて、翌日や週末に疲れを残さない技術を身につける場所です。
7月16日の木曜日。明日を乗り切れば待ちに待った週末です。まずは今日の訓練や生活の中で、「まぁ、これくらいでいっか(^^)」と、心の中で優しく呟いてみることから、脱力の練習を始めてみませんか。
皆さまが焦りのない、穏やかな気持ちで一週間を締めくくれるよう、スタッフ一同心より応援しております。
■ 茨城県水戸市、つくば市周辺にお住まいの方
■ 精神障害、発達障害、知的障害などにより、働くことに困難を感じている方
まずはお気軽にご相談ください。
◎見学や個別相談は無料です。
あなたからのご連絡を、スタッフ一同心よりお待ちしております。







